前髪を少し変える/スタイリング剤を使う──ほんのひと手間で気持ち華やぐ、映えるアレンジ
撮影・藤井マルセル(t.cube) ヘア&メイク・高松由佳 スタイリング・田中麻理乃 モデル・池 奈穂、里 明日香 構成&文・中條裕子
前髪を少し変える
ふんわりと“透け感”のある前髪で、全体に軽やかな雰囲気をまとう
下ろした前髪が少し重たく見える、そんなときにはちょっとした透け感をプラスすると軽やかな印象に。
「大人の透け前髪のポイントは、根元をぺたんこにしないこと。ふわっとした立体感がありつつ、隙間から額が見えることで全体の雰囲気が軽やかになる。ブローをしっかりしてから、スタイリング剤で束感を出すとほどよい透け感のある仕上がりに」
前髪の“分け目”を変えるだけで、全体の印象もぐんと柔らかく
顔全体のイメージを決めてしまうのが前髪。センターでぱっくり割れた前髪は顔が平面的に見えてしまう。
「分け目を変える際には、左右どちら側に髪が立ち上がりやすいかまず確認してください。その反対側からドライヤーをあてて、髪を戻すと自然なボリュームをキープ。根元にふんわりとした感じが出て、前髪の印象はぐっとアップします」
スタイリング剤を使う
バームを使ってツヤを与えながら動きのある“外ハネ”のスタイルに
スタイリング剤を使えば、髪を乾かしながら形をつけることもできる。
「外ハネヘアは髪にくびれのシルエットを作り、顔と首周りをすっきり見せてくれるのでぜひ取り入れたいスタイル。バームを使えば手軽にできます。首元から髪の内側にも手を入れ、全体にバームをなじませるようにしてから、外側を掴んで形にするとうまくいきますよ」
自然な束感とツヤを加え、“うねりを生かし”ながら結ぶ
髪をただ結ぶだけだと、どうしても生活感が出てしまう……。そんなときにもスタイリング剤が役立つ。
「ひとつ結びにすると年齢を重ねてうねりが出た髪は、乾燥してもしゃもしゃした感じが目立ってしまう。そこにスタイリング剤をつけると、毛がバラバラと落ちることもなく、髪に束感とツヤが出て、うねりをおしゃれなニュアンスへと変えてくれます」
『クロワッサン』1142号より
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