せっかく食べるなら 体にいいおやつを 50代は食事で摂りきれない栄養をおやつで補おう
撮影・中島慶子 文・小沢緑子 構成・中條裕子
気になる悩みの助けになる、おやつ選びのコツ。
「最近はヘルシー志向のおやつが増えているので、栄養素に注目して選んでみてください」(高杉さん)。5つの悩み別におすすめの栄養素をチェックして、足りないものを補いたい。
【体重が気にかかる】
「50代以降、ダイエット時は高たんぱくなものを積極的に。代謝が上がりやせやすくなります」。さらに、血糖値が上がりにくい=脂肪をためこみにくい低糖質、低GIなものならなおいい。「脂肪の合成を抑える効果が期待できるオメガ3脂肪酸が多いくるみもおすすめ。食事制限時に不足しがちなビタミンやミネラルも補えます」
TOFFU PROTEIN 豆腐バー
人気の豆腐バータイプ。
一般的な絹ごし豆腐の約2.7倍の植物性たんぱく質を含む。片手で摂れる手軽な形状も人気。
SOYJOY
丸ごと大豆の低GI食品。
栄養豊富な大豆を粉にした生地にフルーツなどを練り込んで焼き上げたグルテンフリーのバー。
一週間分のロカボナッツ 低糖質
オメガ3が豊富、持ち歩きにも便利。
クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツを独自の黄金比率でミックス。1食分の個包装で食べ過ぎ防止に。
【爪が割れがち】
加齢をはじめ、乾燥したり、栄養が不足すると割れやすい爪。「まずは爪の主成分・たんぱく質が多いものを優先的に補いましょう。加えて亜鉛が不足すると爪が薄く弱くなりやすい。亜鉛はナッツやチーズ、意外なところでビーフジャーキーにも豊富」
ZENB パスタスナック
植物性たんぱくが摂れる。
スーパーフードとして注目される黄えんどう豆使用のスナック。植物性たんぱく質や鉄、亜鉛などのミネラルも摂れる。グルテンフリー。
沖縄純黒糖を使ったアーモンド&くるみ
低糖質かつナッツのビタミンが補える。
香ばしいアーモンドとくるみを自然な甘さの沖縄産純黒糖で包んだ、ナチュラルローソンブランドの健康志向のお菓子。1袋当たり糖質8.1g。
【骨を少しでも強くしたい】
「50歳前後からは女性ホルモンの影響で、骨が弱くなりやすいもの。丈夫に保つには、骨の主成分・カルシウムが必須。ヨーグルト、チーズなどの乳製品のほか、小魚、大豆製品にもカルシウムは多いので、それらを材料にしたおやつをチェック」
Nタニタ食堂監修のカルシウムせん
小魚パウダー入り。
生地にいりこ粉末、おから、ゴマを練り込み、噛みごたえある食感に焼き上げた薄焼きせんべい。食べ切りサイズの個包装。
【肌の乾燥が気になる】
低糖質なうえ、ビタミンEやB群など、美肌を保つのに必要な抗酸化ビタミンが詰まったナッツ類。「特に肌の乾燥防止対策には、アーモンドに多い不飽和脂肪酸・オレイン酸が役立ちます。また、ナッツ×チョコレートも肌にうれしい組み合わせ。チョコレートのポリフェノールには、肌の酸化を防いでくれる働きがあります」
ロカボ ナッツチョコ
ポリフェノールが摂れる個包装。
アーモンド、くるみ、ピーナッツをノンシュガーチョコレートで包んだ。
有機ローバイト クランチアーモンド プロテイン
ワンハンドでオレイン酸も補給。
オーガニックのフルーツと、アーモンドクランチやかぼちゃの種もたっぷり入ったプロテインバー。ノンシュガー、グルテンフリー。
【便秘を改善したい】
「便秘の悩みには食物繊維。さつまいもは美容に必須のビタミンC、小豆はデトックス作用が期待できるカリウムも豊富。また最近、野菜や根菜に含まれるほんのり甘い水溶性食物繊維・イヌリンを天然の甘味料として使用する食品も。腸活に役立ちます」
干し芋
さつまいもの食物繊維がうれしい。
土作りからこだわる農園の〈寝た芋〉ブランドの干し芋。長期低温貯蔵したさつまいもを低温乾燥させてよりしっとり甘い味わいに。
バンホーテンの腸活ココア
話題のイヌリン配合。
バンホーテンのピュアココアに、腸内フローラを改善しお腹の調子を整えることが報告されている水溶性食物繊維・イヌリンを配合。〈機能性表示食品〉
有機ほの甘あずき
小豆に豊富な食物繊維が摂れる。
有機栽培の小豆ときび糖使用。こだわりの蒸し製法で豆の中まで甘みを染みこませながらホクホク食感に。1袋に食物繊維4.2g。
『クロワッサン』1133号より
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