「粘る」ポーズで目指せ、粘り勝ち! です【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】
どこまで粘れば結果が出るかわからないとき、小さな進歩を探して、自分をほめてあげましょう。運を引きつける2025年にしたいですね。
撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
〈粘る〉“しつこくからみつきましょう。 目指せ、粘り勝ち! です。”
今年は、巳(み)年。ヘビは豊穣の神、再生のシンボル、繁栄や金運を導くなど、縁起のよい象徴でもありますね。同時に、生命力の強さも感じるのではないでしょうか。
「巳年だから、しつこいのよ」
父のことを母がよく笑いながら話していたことを思い出します。
しがみついて、からみついて、あきらめない。しつこいのも、言葉を替えれば粘り強さです。どろくさく粘って、最終的に結果を出す――。
今、人間関係でも会話でも、さらっとした気風が求められているでしょう。粘るなんて、ダサいことはしたくないという人もいるかもしれません。逆に、何をしても続かない、あきらめてしまうと自分を責める人も。
それでもいいの。
三日坊主も、また始めれば継続していきます。からみつきたいものを見つけたのなら、なおのこと。簡単に手放しちゃいけない。一見、変化がないようでも、ミクロで見ると必ず進化しています。目指せ、粘り勝ちです。
そうそう、ヘビは医療のシンボルでもあって、医師には縁が深いんです。ギリシャ神話に登場する名医、アスクレピオスがヘビの巻きついた杖を持っていたことから、WHO(世界保健機関)のロゴやいろいろな国の救急車のマークとしても使われているんですよ。
へびのポーズ
オリジナルのポーズ。できなくてもヘビの気持ちになってみましょう。左に横座りをして右脚を左脚に重ね、肘を曲げて腕をからみつかせます。深い呼吸をして8秒。左右の手脚を替えて行います。1日1回。
『クロワッサン』1133号より
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