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「踊る」踊っているかのような一瞬を、自分で作ろう。【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】

楽しいから踊るのか。踊るから楽しいのか。どちらもなのでしょう。だとしたら、あえて踊ることを選ぶ瞬間があってもいいのでは?

撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子

〈踊る〉ただ待っているより、 踊っているかのような 一瞬を、自分で作ろう。

「踊」は、人が足をあげて動く様子からできた象形文字です。書道の師範だった祖母に習字を習っていた私は、筆をもつたびに、必ず書きたくなる大好きな文字なんです。

音楽が鳴り響き、手足だけでなく頭も胴体もいろいろな方向に動いている。カラダだけじゃなく、ココロも弾む瞬間を周りの人と共に喜んでいる、おめでたいシーンが浮かんできます。

2025年。そんな機会が皆さんに訪れますように。

今日は、訪れるのを待つだけでなく、人生の中で踊っているような一瞬を自分で作り出していこうと提案したいと思います。いわば、ハレの日ですね。こうした節目があってはじめてケ(日常)のルーティンが活きてきます

音楽会やフェスティバル、観劇。新しい場所や誰かに会いに行くという体験も、実際に踊らなくても「踊り」のひとつなのだと思います。

私は今、目標というか、夢想というか、「高尾美穂ハウス」を作りたいと思っているんです。山ほどの蔵書をまとめておける図書館、ヨガなどをする人々がたくさん集まれる空間、もしかしたら生涯を送ることができるケアハウスも兼ねたような……。そんな計画を立てている間、楽しくてしかたがない。私は頭の中で踊っているんです。

踊り子のポーズ
踊り子のポーズ

踊り子のポーズ

両足で立ち、左のかかとをお尻に近づけるように膝を曲げて、左手で足の甲をつかみます。右手を前方へ伸ばしながら左脚を持ち上げます。深い呼吸をして8秒。左右の手脚を替えて行います。1日1回。

  • 高尾美穂

    高尾美穂 さん (たかお・みほ)

    産婦人科医

    イーク表参道副院長、婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。最新刊『あしたはきっと大丈夫 心が晴れることば』など、著書多数。

『クロワッサン』1132号より

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