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あえてカジュアルな着こなしでツイードを取り入れる【大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」】

「長め丈のジャケット。」をテーマに、装う楽しさを再発見します。

撮影・葛川栄蔵(hannah) ヘア&メイク・中村未幸

伝統的なツイードを、今年らしく着るには。

こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。

コート未満の長め丈ジャケット、後編のテーマは“ツイード”です。

ツイードというとウールで厚手、つまり重い、という印象を持つ方もいるかと思いますが、最近はライトな素材との混紡生地のものも多く出ています。軽くさっと羽織れるアウターとして、秋口から役立ってくれるアイテムと言えます。

チェックジャケットと好相性なのは、気取らないアースカラーのパンツ。一方、足元はツヤのあるポインテッドトゥで、ミックス感を楽しんで。ツイードジャケット〈ウール27%、コットン26%、アクリル22%、レーヨン9%、ナイロン9%、ポリエステル7%〉8万6900円、タートルカットソー1万5400円、カーキパンツ3万3000円(以上レキップ TEL.03・6861・7698) シューズ6万8200円(ペリーコ/アマン)
チェックジャケットと好相性なのは、気取らないアースカラーのパンツ。一方、足元はツヤのあるポインテッドトゥで、ミックス感を楽しんで。ツイードジャケット〈ウール27%、コットン26%、アクリル22%、レーヨン9%、ナイロン9%、ポリエステル7%〉8万6900円、タートルカットソー1万5400円、カーキパンツ3万3000円(以上レキップ TEL.03・6861・7698) シューズ6万8200円(ペリーコ/アマン)

そしてツイード素材のもう一つの印象としては、やはりエレガントさ。

粗い織り目によって繊細な模様が施されたような生地表面は、確かに高級感があってとても上品です。これをジャストサイズでそのままおとなしく着てしまうと、授業参観の保護者っぽくなるかも。それはそれで素敵なのですが、アウターで活躍させるなら、あえてカジュアルな着こなしで取り入れるといいでしょう。

インナーは気軽なカットソー、ボトムスはワイドフィットのパンツでちょっとマスキュリンに。さらにお尻まで隠れるオーバーサイズを選んでトレンド感を加えます。今回紹介した2着はいずれもカットオフデザインのため、よりカジュアルな着こなしとの相性が良いと思います。

見ると欲しくなるのもツイードジャケットの特徴(?)。きっと後悔はしないはずですよ。

シンプルな白Tシャツ+デニムも、ツイードジャケットを合わせることで表情が一変する。ツイードジャケット〈コットン60%、リネン40%〉8万8000円(グリードインターナショナル/グリードインターナショナル トウキョウストア TEL.03・6721・1310) カットソー1万7600円(チノ/モールド TEL.03・6805・1449) デニム2万6400円(ティッカ ticca.jp) ローファー7万9200円(ペリーコ/アマン TEL.03・6418・5889)
シンプルな白Tシャツ+デニムも、ツイードジャケットを合わせることで表情が一変する。ツイードジャケット〈コットン60%、リネン40%〉8万8000円(グリードインターナショナル/グリードインターナショナル トウキョウストア TEL.03・6721・1310) カットソー1万7600円(チノ/モールド TEL.03・6805・1449) デニム2万6400円(ティッカ ticca.jp) ローファー7万9200円(ペリーコ/アマン TEL.03・6418・5889)
  • 大沼こずえ さん (おおぬま・こずえ)

    スタイリスト

    女性ファッション誌で活躍する一方、女優たちの厚い信頼を集める。些細なおしゃれの悩みにも淡々と寄り添い、かつ具体的な解決策を迅速に提案するスタイリスト。

『クロワッサン』1128号より

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