「ザ・ペニンシュラ東京」で最適な体の使い“型”のプログラムを体験。

2022年から、ザ・ペニンシュラ東京ではゲストの心身のウェルビーイング（快適で、心身が満ち足りている状態）をサポートするプログラム「ペニンシュラ・ウェルネス」の提供をしていて、今回、その中の“フィジカル”をテーマにしたワークショップに参加してまいりました。

コーチはコンディショニングトレーナーの伊藤和磨さん。ブラジルや日本でプロとして活躍していたサッカー選手時代に、腰痛が原因で引退。現在は「日本から腰痛症をなくす」をスローガンに、生涯痛みなく暮らすために不可欠な体の使い“型”を講演や書籍を通して多くの人たちに伝える活動をされています。

今回参加したのは、私を含め４人。最適な体の使い方を聞きながら、その場で実践するグループレクチャーを70分。その後に個別に体を分析してコンディションニングを20分。じっくりと自分の体と向き合う時間となりました。

まずはグループでのレクチャー。ホテルの一室にて、伊藤さんに向かう形で４人が腰を掛けて話をしっかり聞く時間です。歩き方、座り方、呼吸、この３つの感覚をインプットすることで、体の不調を根本的に改善する糸口になる、とのこと。

確かに、私たちの多くは日々意識することなく、歩いたり座ったり、息を吸ったりしています。ここに問題があれば、その積み重ねで首や肩のこりや腰痛や膝痛、頭痛といった不調につながっていくのは時間の問題……そう実感させられました。

具体的には、伊藤さんのお話とともに、２人１組となってお互いの歩く姿や姿勢をまずスマホで撮影。その後で具体的なアドバイスを受けて、歩き方、座り方のレッスンをしました。歩く際の腕の振り方や椅子の座り方などを、関節や骨盤の模型を使って説明してもらえるので、わかりやすく深く納得できました。

そして、教えてもらったことを実践できれば、日常繰り返す動作だからこそ今後私の体、変わっていけるかもと前向きな気持ちに。自分の歩く、座るといった姿を改めてチェックできる機会は今までなかったなあと、ちょっと反省とともに思ったのでした。

このグループでのワークショップのあとは、個別で20分間のセッションの時間です。伊藤さんに体をチェックしてもらった結果、「座って体を傾けた際に左側の倒れ方がぎこちない」という指摘が。右の股関節の詰まりが原因とのこと。その言葉を聞いて「確かに今までストレッチをしても右側がどうも固かった！腰痛などの不調の原因の一つがここにあったんだーー」と気づきました。

伊藤さんにこのセッションで右側の股関節にアプローチしてもらい、痛気持ちいい施術のあとは、右脚を回す動きもスムーズに。ワークショップで体の使い方の基礎を知って、個別の弱みに直接アプローチしてもらえる、かけがえのない時間となりました。