からだ

たるみの原因は日頃の姿勢? 姿勢をリセットしてお腹、胸、顔のハリを取り戻す。

姿勢が崩れれば筋肉がゆるむ。筋肉がゆるめば皮膚がたるむ。姿勢と表情の悪癖を改めて、ハリのある顔を根本から作る最新理論。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・西秋愛菜 文・松本あかね
プリントタンクトップ(青、ピンク)各1万450円、レギンス1万2100円(共にダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL.0120・307・560) シューズ9,790円(ニューバランス/ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL.0120・85・7120)

「ほうれい線などシワやたるみの悩みは、早い人で30代から始まります」

と、パーソナルフェイストレーナーの木村祐介さん。原因のひとつは、座りっぱなしの日常とその姿勢にある。

「ほとんどの人がお尻の穴を座面につけて座りますが、それだと背面に重心がかかり体が後ろへ倒れてしまう。バランスをとるために肩を前に、あごを突き出す状態になり、猫背やストレートネックになる……。これが一番顔がたるむ姿勢です」

体が建築物なら骨盤は基礎部分。内臓や背骨を支える重要パーツ。

背中側がオーバーワークで、肩こり、腰痛に悩まされるのに対し、前面の顔、胸、お腹は緩んだまま。このサボり癖がすなわち締まらないお腹、下がった胸、たるんだ顔に直結する。改善にはどんな手立てが?

「恥骨と尾骨の間にある骨盤底筋を座面に接して座りましょう。股関節に力が入って内臓から引き上がるので、お腹、胸、首が縦に伸びる。この時の頭の位置が最も顔の引き上がるポジション。体は建築物と同じ。土台によって建物の構造が決まるのです」

「L字の手」は人差し指と親指を離すことを意識。指は反らさない。

1日に2万回といわれる呼吸にも姿勢を支える働きがある。

「ポイントは鼻ではなく『肺で吸う』こと。胸が膨らんだら、その高さを保ちつつ、静かに息を吐く。お腹にテンションが入ったら、その姿勢をキープするよう意識して生活しましょう」

さらに親指と人差し指をL字形にピンと張って過ごすと、同じ筋膜でつながった胸、顔が引き上がる。物を持つなどの所作に取り入れたい。

肺が膨らみ喉が開くイメージで呼吸。首が伸びて美しい姿勢に。

【骨盤底筋で座って姿勢をリセット。お腹、胸、顔のハリを取り戻す。】

(NG姿勢)いつもの座り方で顔のたるみが常態化!?

カフェでよく見かけるこんな姿勢もアウト。つい巻き肩になり、胸とお腹がたるんだまま長時間過ごしがち。頬が落ち、まぶたも重そうなのは顔にテンションが入っていない証拠。座った姿勢に対して必然といえる表情なので、座り方を改めることが改善への最短距離。

(NG姿勢)寄りかかる姿勢は顔がたるむ最大要因。

ソファにありがちな「お尻の穴の上に座る」典型的な姿勢。かかとから首の後ろまで背中側に重心がかかるため、バランスをとろうと自然に首が前に滑ってあごが上がってしまう。体の前面に緊張感のない姿勢が癖になると、顔の皮膚は垂れ下がるばかり。

正しく座る

骨盤底筋を座面につけて座ると体の前面にテンションが入り、お腹、胸、喉、顔が引き上がる。インナーマッスルも鍛えられる。ショーツのクロッチ部分が座面に当たるよう意識するとわかりやすい。

(1)体の重心を両足のつま先におく。両手で座面の両端に触れ、位置を確認。

(2)尾骨と恥骨の間にある骨盤底筋を座面につけて座る。胸を膨らませて上に伸びる。

正しく立つ

「胸を張って立つ」ことを意識する。洗濯物を干す、洗いものをするときもこの立ち方を基本に。慣れれば自然と所作もエレガントに。

(1)両手を「L字」にして、それぞれ胸と恥骨の上の辺りに当てる。手を当てた部分を息を吸うのと同時に引き上げる。

(2)1の姿勢の余韻を残したまま手を下ろす。体の前側が縦に伸びているのを感じる。

(NG)背中・腰を反らし、首の後ろがつぶれている状態。テンションが後ろ側にかかるのでNG。

木村祐介

木村祐介 さん (きむら・ゆうすけ)

パーソナルフェイストレーナー

運動理学、機能解剖学に基づくメソッド「美顔ワークアウト」を考案。月額制のオンラインクラスも開催中。『世界一効く美顔づくりの教科書』(学研プラス)。https://nb-h.jp/beautyface-workout/

『クロワッサン』1064号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。