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「からませる」ポーズで、願いに近づくアクションを起こす【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】

誰にも、こうなりたい、ああなりたいと願う自分がいます。
そこを目指して、世界を広げる2024年にしていきましょう!
  • 撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子

〈からませる〉“願いを実現するために、アクションを起こしてみては?”

「半蓮華座」(⇒記事はこちら)に続いて、今回は立位での半蓮華座を。このポーズの完成形は、写真の状態から前屈して、右手のひらを床につけるのですが、実は、途中のポーズを紹介するにはわけがあります。

まるで、真っ直ぐに立つ樹木に、つたのようにからみつき、上へ上へと登っていこうとしている……そんなふうに感じられるポーズだからです。樹木とは、例えば目指したい誰かだったり、集団だったり、その象徴です。

いま私は、産婦人科医として現場にいる傍ら、スポーツドクターとして女性アスリートのサポートをし、またヨガの指導もし、ケニアでの医療活動もライフワークとしています。思えば、これらは自分の力だけではできないことばかり。

資格をとったり、この人と思ったら会いに行ったり、他科の医師との連携をしたり。樹木に手脚をからませていくことで、その枝から別の樹木につながり、世界が広がってきたとしか言いようがありません。

待っていても、何も起きません。

願ってさえいれば叶う、と考える人もいるかもしれませんが、ただ願うだけじゃなく、願いに近づくアクションを起こしてはじめてチャンスが訪れるのではないでしょうか。

半蓮華座の立位

半蓮華座の立位

まず、両手を上に上げる山のポーズで立ちます。左脚を曲げてカラダの前に引きつけ、同時に左手を背中から回し、足のつま先をつかみます。深い呼吸で8秒キープ。反対側も同様に行います。1日1回。

高尾美穂

高尾美穂 さん (たかお・みほ)

産婦人科医

イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。『人生たいていのことはどうにかなる』『娘と話す、からだ・こころ・性のこと』など著書多数。

『クロワッサン』1110号より

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