誰もが毎日、必ずといっていいほど使っている化粧水。今のトレンドや賢い選び方、使い方について、美容賢者のふたりに話を聞いた。
弓気田みずほさん(以下、弓気田) 今回のアンケートで選ばれた製品、エイジングケア化粧水は機能性の高い、ブランドを代表する顔ぶれが揃ったという感じがします。私は資生堂(1)がイチオシだったんですが、「生命の水」みたいなイメージづくりがうまいですよね。製品そのものも、とろみがありつつも肌にスッと入って、一本で満足感がある。使っていると生き生き感が出たり、巡りが上がってくる実感があります。
倉田真由美さん(以下、倉田) 化粧品って左脳的要素と右脳的要素のバランスがとれたものがいい製品だと思っていて、たとえばカバーマーク(2)は幹細胞にアプローチするとか、コスメデコルテ(3)は幸せホルモンに働きかけてハリを出すとか。そういう最先端の機能を持ちながら、テクスチャーや香り、ストーリー性も心地よくて、左脳と右脳、両方が満たされますよね。
弓気田 総合力として品質の高いものが増えている気がします。
倉田 新顔では黒米発酵液を用いたファス(4)。発酵液には700種以上発酵由来の成分が含まれていて、肌全体を底上げしてくれるよう。使うとツルッとするんですが、そのための成分が入っているのではなく、肌質がよくなるから手触りもよくなる感じ。