醤油は麹菌によって分解されたアミノ酸が生み出すおいしさが特長の調味料ですが、一方で塩分も多く、たくさん摂れば健康になるという食材ではありません。
食事のバランスを整えるために味や香りを活用しましょう。たとえば、青背魚は脳の働きをよくしたり、血栓を予防する脂質を含み、生で食べるのがいい食材ですが、生臭みがあるのも事実。醤油をつけることでおいしく食べられるのなら、健康に役立つわけです。
塩分の摂りすぎを防ぐには、舌に触れる面にだけ醤油をつける、調理の最後に加えることで、素材の中にまで染み込ませないといった工夫も大切です。
一般的な濃口醤油のほか、地域ごとに味わいの異なる醤油があるので、食卓に変化をつける一助に。
普通は搾ったあと加熱して、菌の働きを止めますが、加熱していない「生醤油」はさらりとして香りがいいのが特徴。減塩醤油は血圧の気になる人におすすめ。目的に合わせて選びましょう。