からだ

美髪の伝道師、美香さんが大切にしている日々の習慣。

髪が変われば印象も変わる。ミドルエイジのヘアを楽しむために知っておきたいこと。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・熊坂麻美

艶やかなロングの黒髪がトレードマークの美香さん。健康で美しい髪は食事からと、たんぱく質をはじめ、頭皮の代謝を促すビタミン類、髪の主成分ケラチンの合成を助ける亜鉛などの栄養素を意識的に摂っているそう。

「私は基本的に1日1食。3食にこだわって内容がないがしろになるより、食事の質を高めるほうが重要です。小腹がすいた時は美髪食材のバナナをおやつにしています。接客業や夜勤のある仕事で食事の時間が不規則になる人もいると思いますが、1食の質を上げれば髪は少しずつ健康になるはずです。
あと気をつけたいのは、髪の大敵であるストレス。あまりストイックにならず、無理なく過ごすことも大切にしています。たとえば、飲酒は分解の過程で髪に必要な栄養素が使われるといわれていますが、私はほどよい量を、毎日楽しくいただいています(笑)」

クッションブラシで頭皮を揺らすようにマッサージ。「薄毛になりやすい頭頂部を念入りに。頭皮全体の血行促進になり、顔のリフトアップも叶います」

食事で摂取した栄養を体の末端まで巡らせるために、頭皮マッサージと運動で血流&代謝アップを促すことも美香さんの大事な習慣だ。

「マッサージはすき間時間にできてスッキリするのでおすすめです。それから週1回の体幹トレーニングで新陳代謝がよくなり、あきらかに髪が元気になりました。毛髪を作る毛母細胞まで栄養が届き、活性化された証拠です。巡りの効果を実感しています」

東京・銀座にあるダイエットサロン『シェイプロック』で、電磁波の刺激を与えながら トレーニング。「自分に合ったプログラムで体が整い、肩こりやむくみも改善しました」

栄養たっぷり! 毎日の美髪ご飯。

プラムと生ハムのブッラータ。「プラムに含まれる葉酸は頭皮環境を健やかにし、ブッラータチーズは髪の主成分ケラチンを強化します。ナッツとスパイスを合わせた風味豊かなアラブの調味塩をかけて」

レモン蒸し鶏と夏野菜のおかずサラダ。「高たんぱくで必須アミノ酸を多く含む鶏胸肉をレモンでさっぱりと。厚揚げの大豆イソフラボンと、トマトやきゅうりなどの野菜のビタミンで新陳代謝をアップ」

豆たっぷりの生胡椒パスタ。「黄えんどう豆由来のパスタ、ミネラル豊富なしらす、さらにひよこ豆をトッピングしてたんぱく質を摂取。生胡椒のピペリンが血行を促進、毛根まで栄養と酸素を届けます」

美香

美香 さん (みか)

ビューティープロデューサー、毛髪診断士

東京・青山のヘアサロン「AMATA」を主宰。髪の知見と料理の腕を生かした『毛髪診断士・美香が作る 美髪ごはん44』(小学館)が発売中。

『クロワッサン』1100号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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