からだ

家事しながら、くつろぎながら、家でできる“新スキマストレッチ”4種目。

思った時にすぐできるスキマストレッチをパワーアップ。
簡単な運動と組み合わせるとなぜこんなに効きが違う?
家での4種目をトレーナーの清水忍さんに教わりました。
  • 撮影・安田光優(イラスト用データと顔写真) イラストレーション・たつみなつこ 構成&文・堀越和幸

台所仕事で

(動)お尻に踵がつくくらいに、左右交互の膝曲げ運動。両足で20回。

(静)冷蔵庫に両手をつき、その間に頭を埋めるように前にかがむ。30秒キープを目安に。

歯を磨きながら

(動)つま先を上げて踵足踏み。お尻と脛が刺激される。30秒を目安に。

(静)左足で立ち、左手を最大限に天井に向けて伸ばす。30秒キープ。反対側も行う。

TVを見ながら

(動)椅子に座って膝を左右交互に引き上げる腹筋運動。両足で20回。

(静)左足を右脚に乗せ、左膝を抱え込んでお尻を伸ばす。30秒キープ。反対も行う。

朝ベッドの上で

(動)仰向けで、自転車漕ぎのように両足をテンポよく回す。20回転。

(静)ベッドであぐらをかいて、右手首を左手で掴んで左に倒す。30秒キープ。反対も行う。

“ながら”でやってラクになる! 動+静の、新スキマストレッチ

ストレッチには種類がある。腕なら腕、ある部位を伸ばしたまま一定時間キープするのを「静」とするならば、肩をぐるぐる回しながらほぐすやり方は「動」である。トレーナーの清水忍さんが今回教えてくれたのは、動+静の新しいスキマストレッチ。

「専門的に言うとスタティック(静)とダイナミック(動)のストレッチの組み合わせですが、全然難しいものではありません。いつもの静的なスキマストレッチの前にちょっとした簡単な運動をプラスする。すると、より効果が上がりますよ、という提案です」

なぜ効果が上がるのか?

「伸ばす前に軽く体を動かすと、血流が上がり、疲れが取れやすくなるんです。やってみると実感できます」

動と静の組み合わせは、ごく狭いスペースで、一連の動作の流れでできるものを取り揃えた。

「スキマストレッチの最大のコンセプトは“わざわざやらない”ということ。私などは習慣化していて、物を拾うときも、もも裏伸ばしが癖になっている。“ながら”でちょこちょこやってみましょう」

小さな積み重ねも、やがてやらないと気が済まなくなる、そうなったらしめたもの。体が変わってきた証拠だ。

清水 忍

清水 忍 さん (しみず・しのぶ)

トレーナー

インストラクションズ代表。メジャーリーガーなどのプロアスリートの指導から、スポーツ・医療系専門学校の非常勤講師としても活躍中。

『クロワッサン』1093号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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