上下左右前後斜め、腕はどんな角度にも自由に動かせる。その理由は肩の関節と肩甲骨が協調して腕の動きを調節しているから。たとえば、腕を真上に上げるためには、腕の動きに加えて肩甲骨が上に引き上がる動きが必須。
「ところが日常生活では肩甲骨が重力に引っ張られて下がったまま固定されています。その状態で高いところにある荷物を下ろしたり、後ろにある荷物に手を伸ばしたりすると、肩にばかり負担がかかり、ケガをすることも」
と、トレーナーの坂詰真二さん。肩甲骨が固いまま腕を動かすことが肩こりや五十肩の原因になる可能性もあるという。まずは柔軟度チェックで肩甲骨の動きを把握。その上で正しく確実に効くストレッチをお試しあれ。