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〈つなぐ〉ポーズで、お互いをよりよく機能させる【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】

ヨガをしているとき、いろいろな思いが湧いてくることがあるのだそうです。
今回、高尾さんの人生の目標まで見えてしまいました。さてさて……。
  • 撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子

〈つなぐ〉“誰かとつながることで、よりよい自分になれるといいね。”

無邪気に「お手々つないで」の時代もありましたが、今日お伝えしたいのは、お互いの手首までしっかりつかむ、バインドし、バインドされている関係性のこと。一方だけが頼るのではなく、そこには強く、確かで、心地よい均衡があります。

ITの世界では、バインドとは、プログラム上で、さまざまなデータやファイルが相互に関連づけられている状態を指します。つながることで、お互いをよりよく機能させられる、そんな関係がイメージされますね。

つまり、誰かと、あるいは何かとつながるには、一人で立つ強さが必要なのかもしれません。じゃ、その強さとは何かというと、信頼感だと私は思っています。

誰かから信じられるというより、自分が信じられる自分でいること。どうすればそうなれるのですか? と聞かれると、たしかに難しい。けれど、誰もが毎日たくさんの物事を選択して生きていますね。その選択(行動)があなたの未来の姿を形づくっていくとしたら、自ずと一つひとつの選択が見えてくると思いませんか。

「つなぐ」という言葉を感じながら確信したのは、自分がした選択を信じられる自分でいたいということでした。それが私の幸せであり、周りにいる人とつながることで皆が幸せになれることが、私の人生の目標なんですね。

体側を伸ばすポーズ(バインド)

体側を伸ばすポーズ(バインド)

両脚を左右に大きく広げ、右足を外側に向けながら、膝を直角にします。胸を開くようにして両手を背中に回して、手をしっかりつなぎます。深い呼吸で8秒キープ。元の体勢に戻り、反対側も同様に行う。1日1回。

高尾美穂

高尾美穂 さん (たかお・みほ)

産婦人科医

イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。『オトナ女子をラクにする心とからだの本』『人生たいていのことはどうにかなる』など著書多数。

『クロワッサン』1099号より

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