無邪気に「お手々つないで」の時代もありましたが、今日お伝えしたいのは、お互いの手首までしっかりつかむ、バインドし、バインドされている関係性のこと。一方だけが頼るのではなく、そこには強く、確かで、心地よい均衡があります。
ITの世界では、バインドとは、プログラム上で、さまざまなデータやファイルが相互に関連づけられている状態を指します。つながることで、お互いをよりよく機能させられる、そんな関係がイメージされますね。
つまり、誰かと、あるいは何かとつながるには、一人で立つ強さが必要なのかもしれません。じゃ、その強さとは何かというと、信頼感だと私は思っています。
誰かから信じられるというより、自分が信じられる自分でいること。どうすればそうなれるのですか? と聞かれると、たしかに難しい。けれど、誰もが毎日たくさんの物事を選択して生きていますね。その選択(行動)があなたの未来の姿を形づくっていくとしたら、自ずと一つひとつの選択が見えてくると思いませんか。
「つなぐ」という言葉を感じながら確信したのは、自分がした選択を信じられる自分でいたいということでした。それが私の幸せであり、周りにいる人とつながることで皆が幸せになれることが、私の人生の目標なんですね。