「白湯は体内のクレンジング」
と言うのは、看護師で健康コンシェルジュの市野さおりさん。
「看護師を始めた頃から、白湯はカラダに負担なく吸収できる水分という認識がありました。塩分の濃いものを食べてむくみを感じたときは、臓器をお休みさせるためにノンストレスのお湯を摂るという感覚です。1杯の白湯を朝、空腹時に飲むことで腸の蠕動運動のサポートにもなりますし、食べすぎたり、胃腸の消化力が弱ってるなと感じたときも白湯はおすすめです」
冬に飲むイメージがあるものの、むしろ夏こそ飲んでほしいとも。
「夏に温かいものを飲んでいると外気の暑さをさほど感じなくなります。クーラーと外気温の温度差にさらされたり、冷たいものを摂りすぎてカラダが冷えると自律神経が乱れてしまうことも。白湯はほんの少し手間をかけるだけで、驚くほどおいしく仕上がります。少し不調を感じたら取り入れてみて」
白湯に各種スパイスを加えたレシピも提案している市野さん。
「冷えや胃腸に不調を感じたときは、白湯にブラックペッパーを入れて飲んでみてください。最初は少量の白湯で試してみて、合うようなら1日に1回取り入れてみるのもいいと思います」