長時間履いても疲れない、足に優しくデザインの良いサンダルはありますか？【くらしのお悩み相談室】

毎日のくらしで感じる小さなストレスを解決する連載「くらしのお悩み相談室」。夏のファッションに欠かせないサンダルも、カジュアル過ぎると老けて見えてしてしまうことも…。歩きやすくて疲れないのにきちんと可愛い、そんなアイテムを探してみました。

文・板倉みきこ

＜お悩み＞
夏のファッションにサンダルは必須！　
もちろん、ヒールがあった方がスタイルが良く見えるのは分かるけど、疲れちゃうから、ここ５、６年はペタンコ一辺倒です。
とは言え、カジュアルな服とサンダルを合わせると、“近所のおばさん感”が増しているような…（涙）。
さらなる問題は、私が外反母趾気味なこと。幅が広めの靴を選ぶんですが、そうすると足が広がって見え、全然素敵じゃないのも不満なんです。
大人の足に優しく、足がシュッと綺麗に見えるサンダルはありませんか？（めい・50歳/女性）

ファッションアイテムも含め、長く愛用できる生活雑貨が揃う『クロワッサンの店』は、実はオリジナルの靴作りにも熱心。お店スタッフたちが営業中に履いて履き心地を試し、立ち仕事でも疲れない靴を目指して作っています。
そこで、春夏の新作も出揃った今、中でもおすすめの１足を教えてもらいました。

Q 長時間履いても疲れない、足に優しい１足を探しています。

人気のサンダルをリニューアルした、『本革オープントゥサンダル』と『本革編みこみサンダル』を試して欲しいです。

こちらは「履きおろしでも靴擦れしない」とお客様に好評を得たロングセラーのアイテムを、さらに履きやすさとデザインを追求して作ったもので「スニーカーのような履き心地」がコンセプトです。

どちらも普段履きはもちろん、オシャレ着との相性も良いんですよ。

Q　素足で履くサンダルは、脱げやすかったり、肌の当たりが気になったり、足首が不安定で疲れやすい、という印象があるのですが…。

表側は牛革ですが、足に当たる内側部分はとことん優しく仕上げてあります。足の甲やアンクルストラップ部分の裏には、スベスベで肌あたりのいいストレッチ生地を当てているので、足なじみは抜群です。

また、足裏に当たる中敷とアッパーの裏にウレタンスポンジを入れ、足全体をふんわり優しく包むようにしました。

足首のバックベルトは長さ調節が可能なので、自分サイズに合わせれば歩行中は脱げにくく、一方バックルの裏にゴムが付いているので、脱ぎ履きしやすいフィット感が実現します。

調節が可能なバックベルト。ベルトの裏にもスポンジが入っていて、柔らかく足にフィット。

そして、多少かかとに高さを持たせたので（ヒール４cm）、無理なく重心が前にかかり、歩きやすさをサポートしてくれるんです。

中敷に滑りにくい馬革を採用しているので、前滑りしにくいのもポイント。長時間の立ち仕事でも疲れないから、夏場もたくさん歩く人におすすめしたい、とスタッフにも好評です。

すべりにくい「中敷き用の馬革」は、汗染みや汚れが目立ちにくいダークブラウンを採用。本革なので汗を吸収してくれるのも嬉しい。

Q 外反母趾気味なので、足幅を圧迫するデザインだと痛くなってきてしまいます。

どちらも足への当たりは優しく仕上げていますが、網目が多少広がる分、『本革編みこみサンダル』が向いていると思います。

足の安定感は必要なので、甲はしっかりホールドしますが、圧迫感がない仕上がりです。網目のクロスラインは足をスッキリ見せる効果もあって、大人カジュアルな足元を演出してくれます。

Q カジュアルファッションは色気がなく、地味になりがちなので、コーディネイトの差し色になるカラーがあるといいですね。

ブラウンやベージュなどの定番色はもちろんありますが、『クロワッサンの店』で人気になるのが、他ではない色。
オープントゥサンダルなら鮮やかなブルー、編みこみサンダルはライトグリーンやホワイトなどを選ぶ方も多いです。
洋服はアースカラーのシックなコーディネイトで、足元は明るい色のサンダルを合わせると、肩の力の抜けた、大人のカジュアルが出来上がるのではないでしょうか。

足への優しさと歩きやすさ。その両方を叶えるため、日本人の足を熟知した靴の職人さんと一緒に試行錯誤しながら作った、という『クロワッサンの店』オリジナルのサンダル。ポイントを聞けば聞くほど、こだわりの１足だということがよ〜く分かりました。夏のお出かけが楽しくなりそうな、大人の足に優しいサンダルで、今年は暑い日々もフットワーク軽く過ごせそうです。