平野レミさんの元気の秘密とは? 肩甲骨をほぐすストレッチや体操と肩甲骨を固めない生活習慣。
平野レミさんが整形外科医の遠藤健司さんに肩甲骨をほぐす簡単なコツを教えてもらいました。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・サンダースタジオ 構成&文・片岡えり
(STEP1)肩の動きが悪い人は、準備運動からスタート。
「肩甲骨の柔軟性チェック!」で〝ばり硬〞〝やや硬〞だった人は肩甲骨がロックされて動きにくいので、気づいたら3〜5回を目安にストレッチを。
[肘寄せストレッチ]
肩周りを大きく動かして血流アップ。背筋も伸び、バストアップも。
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[バンザイストレッチ]
肩甲骨が上下に動いているのを意識。背中から脇のハミ肉がすっきり。
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[背中引き上げストレッチ]
左右の肩甲骨を寄せる感覚をつかんで。猫背や巻き肩の矯正にも役立つ。
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(STEP2)1回1分、1日3回を目安に! 肩甲骨ほぐし体操。
鎖骨とつながる肩関節以外は、筋肉に吊り下げられた浮島のような肩甲骨。上下左右+内外の回転という基本の動きを網羅した肩甲骨ほぐしを習慣に。
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【これはNG!】
●腕だけを回す。
腕ではなく肩甲骨を動かすのが目的。背中でごりごり音がするくらいの痛気持ちいい感覚があればベスト。
●早く動かす。
肩甲骨周りの筋肉は赤筋(遅筋)なので、早く動かすと効果は期待できません。ゆっくり大きく、が基本。
肩甲骨を固めない生活習慣。
●首や肩を強く揉まない、叩かない。
マッサージで肩や首を強く揉んだり叩いたりすると筋肉組織が傷ついて硬くなり、さらにこりが重症化。こった部分は軽くさすって流す。肩甲骨や背中のストレッチメニューもおすすめ。
●仕事中も1時間に1回は席を立つ。
座ったまま動かないデスクワークは重労働。1時間に1回は席を立ち、お茶を入れる、トイレに行くなど動くこと。そのときに、腕を伸ばして胸を大きく開き、深呼吸すると気分もすっきり。
●寝具は寝返りの打ちやすさを優先。
睡眠中の姿勢もこりや痛みに関係。枕やマットレス選びで重要なのは寝返りの打ちやすさ。朝まで同じ姿勢が続くと血流が滞ってむくみに。筋肉や関節には一晩中動き回るくらいが理想。
●体を締め付けない下着を選ぶ。
肩こりと関連するブラジャー。ストラップだけで持ち上げて肩に負担がかかったり、アンダーバストやワイヤーがきつく肩甲骨の動きを妨げたり。動きやすくサイズの合った下着選びを。
『クロワッサン』1086号より
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