そもそもなぜ、40〜50代になると痛みやコリに悩まされるのだろうか。
「この年代は身体的、社会的にさまざまな負荷がかかってくる年代。痛みの要因が、以前より格段に増えてきます」
そう話すのは、痛みの専門医である富永喜代さんだ。
「加えて更年期も要因の一つです。女性ホルモンの一つ、エストロゲンが減ると関節のしなやかさが失われ、血流も落ちてきます。こうしたことがさまざまな部位の痛みを引き起こすのです」
だからといって「年のせい」と諦めなければいけないわけではない。
「必要があれば病院を受診しつつ、工夫次第で自分でも痛みを和らげることはできます。痛みを我慢せず、できることを実践していきましょう」