からだ

山本浩未さんがすすめる、潤いとハリ・コシがアップする、植物成分100%ヘナカラー。

10年以上前から白髪染はヘナひと筋のヘアメイクアップアーティストの山本浩未さんによる植物成分100%ヘナカラーのすすめ。
  • 撮影・久々江 満 構成&文・片岡えり

【おすすめ1】髪も頭皮も元気になる。トリートメント効果が抜群。

全体の7〜8割が白髪という山本浩未さん。10年以上前から白髪染めはヘナひと筋。

「魅力は何よりトリートメント効果です。そもそもヘアケア目的で使われていた植物で髪の水分量が上がるので、ツヤが出てうねりやクセが落ち着き、使うほど髪が強く健康に。ハリとコシがアップして根元も立ち上がり、伸びてきた白髪が目立ちにくいかも。
ジアミンなど化学的な染料も含んでいません。繰り返し使ってもダメージがなく、髪内部まで色素が浸透するので持ちもいいのですが、定着が強い分、後から明るいカラーやブリーチをしたい場合はヘナの色素が残ってしまうので、しっかり検討を」

【おすすめ2】ブリーチを加えたり、インディゴを混ぜたり。サロンのヘナで色の変化も楽しむ。

黒髪はツヤが出るだけで色には影響がなく、白髪だけが染まるヘナ。

「ヘナはヘアカラーのように色のバリエーションはありません。オレンジ色に飽きるというのが難点だったのですが、藍染めで知られるインディゴをブレンドして明度をコントロールしたり、衿足など髪の内側をブリーチしたりして、色の変化を楽しんでいます。
ヘナは産地や年代によって発色が変わるのも面白く、重ねるほど色に深みも出るような気が。70代になったらシルバーヘアを計画中で、それまでは髪色を自由に遊ぶつもりです。印象チェンジ効果が絶大なので、ぜひ隠す以上の楽しみを」

ヘナ×インディゴで髪色を調整。

●白髪率100%
(1)ヘナ:30 インディゴ:70
(2)ヘナ:50 インディゴ:50

●白髪率30%
(3)ヘナ:100 インディゴ:0
(4)ヘナ:50 インディゴ:50

白髪100%×ヘナ単色だと鮮やかなオレンジになるが、インディゴを混ぜるとトーンが落ち着く。白髪が3割程度だとそこまで色は主張しない。(画像提供:uka)

【おすすめ3】セルフケアよりサロンを選ぶ理由。

粉を水で溶いて髪に塗布するセルフヘナもあるけれど、山本さんはサロン派。

「ヘナは時間がかかるので、家なら塗ったまま家事や仕事もできて効率がいいのかも。ただ根元までしっかり染める、繰り返し染めている髪と新しい髪の色調整など、プロの技術と判断に任せると仕上がりがきれいです」

【ヘナを得意とするサロンをチェック!】

国産素材にこだわるオリジナルのヘナカラーがスタート。

那覇と石垣島で原料探しを始め、オリジナルヘナを完成。熱を使って浸透を促し、所要時間はシングルで2時間、ダブルで3時間。インディゴを混ぜて色調整やカラーデザインも可能。

●uka 東京ミッドタウン 六本木

東京都港区赤坂9・7・4 東京ミッドタウンガレリア2F
TEL:03・5413・7236
営業時間:9時〜20時
休日:元日
ukaヘナ1万2000円~、オーダーメイドデザインヘナ1万7000円〜。

時間も費用も節約できる、とリピーターに人気の「塗るだけヘナ」。

古民家を改造したプライベートサロン。品質と製法にこだわったインド産とモロッコ産の天然100%ヘナを使用。ヘナを塗布したまま髪をラップで包んで帰る「塗るだけヘナ」も好評。

●H_daikanyama

東京都渋谷区恵比寿西1・34・24 CELL内
TEL:090・3131・5658 
営業時間:10時〜20時
不定休(完全予約制)
ヘナ 1度塗り9,900円〜、2度塗り1万5400円〜、ヘナ 塗布のみ5,500円〜、ヘナデビューコース(2カ月に3回)2万5000円〜。

山本浩未

山本浩未 さん (やまもと・ひろみ)

ヘアメイクアップアーティスト

第一線で活躍し、誰でもすぐに実践できるメイクテクニックを発信。LINE電話を使うパーソナルな美容アドバイスもスタート。10年以上、3週間に1回のヘナカラーを欠かさない達人。

『クロワッサン』1068号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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