からだ

発酵食や白湯など、井澤由美子さんと藤井恵さんが語る「内側からきれいを作る方法。」

年齢を重ねてなお変わらず艶やかな肌をキープしている、そんな女性たちに日々の食生活や続けているルーティンを聞いてみました。
  • 撮影・玉置順子(人物)、中島慶子 ヘア&メイク・高松由佳 文・嶌 陽子

仲良しの2人が語り合う内側からきれいを作る方法。

白湯や発酵食など、好きだから続けてます。(右・井澤さん)/ 何よりも大事なのは、バランスよく食べること。(左・藤井さん)

井澤 藤井さんとは20年近いお付き合い。お互いに50代半ばだけれど、美容や健康のためにしていることはある?

藤井 まずはきちんと食べることかな。緑黄色野菜や海藻、きのこ、良質のタンパク質に発酵食品など、栄養バランスのとれたものを。

井澤 それは何より大事よね。薬膳では50代からは黒い食材が鍵。腎を強くして老化を防止するといわれているの。

藤井 そうなんだ。

井澤 私は黒豆や黒ごまなどを意識して取るようにしています。あとはビーツやトマトなど、抗酸化作用がある赤い食材もおすすめ。

藤井 いいことを聞いた。私は最近、家での食事は塩分にも気をつけているの。塩気が多いものを取りすぎると顔がむくんで、それが続くとシワになるので……。だから家での食事はだしをしっかり取ったり、野菜の旨味を生かした味つけにして塩気は控えめに。大豆を水で戻してミキサーにかけた呉汁を、朝のスープ代わりに飲むことも。大豆の甘みがおいしいから塩も不要。そのようにしておいしく減塩中です。

井澤 発酵食も日々の食生活には欠かせないわよね。私にとって旬の野菜などを使った発酵食作りは「塩遊び」と称する趣味のようなもの。

藤井 井澤さんは発酵食の大家ですものね。私も塩麹やしょうゆ麹を料理によく使うし、納豆も毎日食べてます。

井澤 私は「かもしこ」という発酵食メーカーで、黒豆の納豆を手作りしてるの。できたての温かい納豆っておいしいのよ。温かいヨーグルトや発酵フルーツのおやつもね。胃が活発に動くのが体温より2〜3度高い温度なので、体が心地よく感じるのかも。

40代の頃、一緒にテレビの料理番組に出演。

藤井 井澤さんは毎日鉄瓶で沸かした白湯も飲んでるのよね。

井澤 50度前後の白湯を朝晩飲んでいます。夜はお風呂に浸かりながらね。内臓を温めると体の動きやすさも全然違うし、顔色もよくなるので。藤井さんが毎日続けていることってある?

藤井 朝はお水を飲んだ後、酵母飲料小さじ1と黒酢大さじ2を混ぜて、温泉水で割って飲んでます。お酢はリンゴ酢や柿酢など、時々替えてるの。あとは毎朝、5〜10分くらいシートマスクをしてるかな。家事をしながらできるのが便利。井澤さんは、スキンケアはどうしてる?

井澤 最近気に入っているのはビタミンEが豊富な茶実油(チャジツユ)。食用だけれど顔につけてます。肌が乾燥しないの。

藤井 私たち、温泉も好きよね。それも源泉かけ流し。秘湯好きなので、そういうところを探して行っちゃう。

井澤 私も! やっぱり止まらずに流れているものは気の巡りもよいのよ。あと、2人とも好きなものといえばお酒。私はワインや日本酒をよく飲みます。

藤井 私も日本酒の生酒は大好き。飲みすぎなければ肌にツヤも出るのよ。

井澤 今日話していて思ったけれど、お互いに「おいしい」「楽しい」と思ったものを自然に取り入れているのね。

藤井 義務感でやるのはつらいもの。できることを無理なく自然に続けていって、いい60代を迎えたいわね。

【私の習慣です! 】

南部鉄瓶(井澤さん)

井澤さんが祖母から受け継いだもの。「朝晩と、これで白湯を沸かして飲んでいます。温まるだけでなく心身をデトックスします」

かもしこ(井澤さん)

1万450円(タニカ TEL.0120・849・610)

25~65度の範囲内で、1度単位で温度調節が可能な発酵食メーカー。「小豆味噌も2日で作ります」。

桷志田(かくいだ) 宝(五年熟成)(藤井さん)

500ml 3,700円(福山黒酢 TEL.0120・028・962)

有機玄米を5年の歳月をかけ壷でゆっくり発酵熟成させた鹿児島県の黒酢。「毎朝飲んでます」。

コーボンマーベルN525

525ml 5,184円(第一酵母 TEL.0120・333・065)

りんごなどの国産果物に天然酵母を付着させ、甜菜糖と共に発酵熟成させた酵母飲料。

井澤由美子

井澤由美子 さん (いざわ・ゆみこ)

料理家

1965年、東京都生まれ。調理師、国際中医薬膳師、国際中医師。発酵食や薬膳に造詣が深く、おいしくて体にもよいレシピを提案。旬の食材の効能と味を活かした料理が人気。最新刊に『まいにち食薬養生帖』(リトルモア)。

藤井 恵

藤井 恵 さん (ふじい・めぐみ)

料理研究家

1966年、神奈川県生まれ。管理栄養士。健康や栄養の知識を生かした料理を提案。作りやすく、センスあふれるレシピに定評がある。近著に『植物性たっぷり×動物性ちょっぴり おいしすぎるたんぱく質おかず』(新星出版社)。

『クロワッサン』1064号より

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