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調子が悪いときに。体が整う塩湯と醤油湯【腸から温まる、たなかれいこさんのレシピ】

「歳を重ねると体が弱くなるとか、免疫力が落ちると言うけど、そんなの思い込みです」。そう語るたなかれいこさんは、ここ40年間医者知らず。これといって不調もなく、むしろ「いまがいちばん調子いい」状態が毎年続いているとか。どうやらその秘密は食べ方にありそうです。そこで早速、厨房を訪ねることに。楽しそうに調理をするたなかさんの料理には体を冷やさず、腸を温めるための知恵や工夫が詰まっていました。
  • 撮影◦青木和義 文◦葛山あかね

これでじゅうぶん、と思う時もあります。

調子が悪いと思ったら。これを飲むと体が整います

白と黒。その正体は塩と醤油を湯で溶いただけのもの。なのに、その味わいはまるでだしを加えたスープのようなおいしさです。

「たとえば塩湯は朝の起き抜けに飲みます。お腹がすぐに温まるし、体の中の塩気が整って一日をスムーズに始められるから」

また、たなかさんはなんとなく体の調子がいつもと違うと感じたときには醤油湯を飲むといいます。

「はじめは塩や醤油の量にびっくりするかもしれませんが、まずは味わってみてください。その上で、自分がおいしいと感じる量に調整してもらえたら」

塩は数種類入れるのがおすすめ。塩選びに迷ったら海域の違うものを混ぜてみるといいそうです。

塩湯

その日は伊豆と四国、韓国でとれた3種の塩を。

【材料】1人分
天然塩(1種類でもかまいませんが、2〜3種類ある と味わい深くなります) …… 小さじ1/2ほど
湯 …… 150㏄

【作り方】
1.カップに塩を入れ、湯を加えて溶かす。

醤油湯

本醸造の醤油なら、決して塩辛くなりません。

【材料】1人分
醤油 …… 10㏄
湯 …… 150㏄

【作り方】
1.カップに醤油を入れ、湯を加える。

たなかれいこ

たなかれいこ さん

食のギャラリー612主宰

「たべもので美しく、健康に」を提案する料理家。たべもの教室を主宰する傍ら、長野県蓼科で自ら無農薬・無肥料・無耕起で野菜を栽培。著書に『がんばらない料理』『たべるクリニック』など。

『Dr.クロワッサン 最新版 免疫力が上がる食べ方』(2020年5月28日発行)より。

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