毎日続ければ効果てきめん。腸の動きを促すヨガと呼吸法。
オススメなのがヨガと呼吸法。数分でリラックスできるので仕事や家事の合間にやってみましょう。
撮影◦岩本慶三 文◦一澤ひらり モデル◦中西寿美江
〈太陽礼拝〉全身をバランスよく動かし、腹部のマッサージ効果は絶大。
「太陽礼拝はヨガのレッスンの最初に行う、いわば準備運動のような動作です。
ポーズと呼吸を合わせて流れるように行うことで、体が伸びるので気持ちいいし、体が温まり、血液の循環が促されます。腹部のマッサージ効果もあるので内臓機能のアップにもなり、腸活にすこぶる効果的です。
体が硬くても、ヨガ初心者でも、安心して行えます。家の中でできる有酸素運動ですから、ぜひ覚えてほしいですね」。
5~6回を目安に、少し息があがる程度になるまで繰り返そう。
(1)背筋を伸ばして両足をそろえて立つ。不安定なようなら腰幅程度に開く。両手は体側に伸ばす。力を抜いてリラックス。〈山のポーズ〉
(2)息を吸いながら、両手を体の前方からゆっくりと上げ、頭の上で手を合わせる。視線は手の方向に。背中を反らせて胸を開く。
(3)息を吐きながら、両手を下ろして、ひざをやや曲げて前屈する。両手が床につかなくてもできる範囲で行えばよい。〈前屈のポーズ〉
(4)息を吸いながら、両手を床に着けたまま右脚を後ろに引いて、ひざを着き、つま先を伸ばす。胸を起こし、背骨を伸ばす。
(5)左脚を後ろへ引いて、足をそろえてつま先立ちにし、息を止める。お尻を持ち上げたり、腰が落ちたりしないように。〈板のポーズ〉
(6)息を吐きながら、両ひざをつき、両肘を曲げて顎と胸、つま先、手のひらの8カ所を床につける。できる範囲でOK。〈8点のポーズ〉
(7)息を吸いながら、両脚を後ろに伸ばし、足の甲を床に着ける。上体を起こして、胸を開き、背骨を伸ばす。〈コブラのポーズ〉
(8)息を吐きながら、両手で床を押し、尾骨を押し出すようにお尻を高く引き上げる。視線はおへそのあたりに。〈下向きの犬のポーズ〉
(9)息を吸いながら、片脚を両手の間に踏み入れひざをつき、つま先を伸ばす。この後は3→2→1の順で元に戻る。