肋骨を動かすモビリゼーションで体を整える。
関節の動きが悪くなると、筋肉や他の関節に負担がかかります。もちろん背骨にも。
関節を自分で揺らすように動かして、本来の動きを取り戻す方法を紹介します。
鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
関節を自分で揺らすように動かして、本来の動きを取り戻す方法を紹介します。
鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓
体重移動で肋骨を整える。
モビリゼーションとは、骨の動きに注目した整体メソッド、あるいは理学療法などで行われる治療法。関節を他動的に動かすことで、本来あるべき関節の動きを取り戻す手技のこと。
本書では自分で関節を動かして筋肉や関節への負荷を減らし、体を整えるセルフモビリゼーションを紹介する。まずは自分の体重を使って肋骨(ろっこつ)を動かすモビリゼーションから。
(リブ)モビリゼーション
床にタオルとタオルを畳んだ枕を敷き、その上に仰向けになる。両膝を立てて左右の腕をクロスさせ、反対側の二の腕を握る。足は腰幅に。
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骨盤から上を左側にひねり、左の肩甲骨の内側が床に当たるまで右側の肩を起こす。胸椎をひねることで肋骨全体の動きを出すことが目的。
体の傾き具合は、こめかみが枕につくくらい。
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ゆっくりと元の姿勢に戻ったら、今度は体重を移動させ骨盤から上を右にひねる。右の肩甲骨の内側が床に当たるまで左の肩を引き上げる。
真横から見たときの体の傾きはこの程度。
『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。