鍛治恵さんは、よい眠りのために必要な要素は4つあると話す。
「体内時計のリズムに沿って生活する、日中は活動的に過ごす、自分に合う入眠のためのルーティン、そして睡眠中の変化に対応する寝具や寝室などの睡眠環境を作ることです」
いずれも鍛治さん自身が学び実践していることだ。毎朝7時ごろに起き、ベランダで深呼吸する。朝の太陽光は、体内時計をリセットする。
「よい眠りの素は日中に作られるので、通学や通勤など決まった時間の外出は、活動量を上げ体内リズムを整えることから、夜の眠りにプラスに。コロナで生活習慣が変わりましたが、改めて、睡眠は昼間の活動とセットで考え、昼間の活動量をどう増やすかがこれからの課題ですね」