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10個以上の枕をベッド周りに置く!? 快眠セラピストの夏の入眠ルーティン。

朝起きてから一日をどう過ごすかで睡眠の質はまったく変わるという。満足な眠りを得るためのルーティンを極める快眠セラピストの三橋美穂さんに聞きました。
  • 撮影・青木和義(商品) 文・田辺 香

10個以上の枕をべッド周りに置いて、その日の寝姿勢や気分で選んでいます。

寝室では電動ベッドを愛用。「電動は介護や医療のイメージがあるのでまだ早いと思う人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。ベッドの頭側を6度ほど上げると体の力が抜けて寝つきがよくなります」

毎朝7時に起床してゆっくりと朝食を準備するという三橋美穂さん。

「コロナで在宅が増えた昨年から1日2食に変えました。メインの朝食はご飯や味噌汁、惣菜を3品ほど。ベランダで日光を浴びながらしっかり食べます。2食目は午後4時に。2食にすると体が軽くなりますし、就寝までにきちんと消化されます。深く眠れるようになり、朝起きた時の調子が以前とまったく違うんです」

18時以降は部屋の灯りを間接照明に切り替え、パソコンとスマホは目にやさしいナイトモードに。

「入浴中は電気を消してキャンドル1つだけを灯します。ゆらゆら揺れる光に心までリラックスできます」

就寝時にエアコンを使うので、パジャマは夏でも長袖のまま。

睡眠に関わる仕事に携わって25年。三橋さんは頭を触ればその人に合う枕がわかるという眠りの達人。

「私自身も、枕はいろいろと試しながら日々使い分けています。実は寝室に10種類以上を置いていて。最近は横向きに寝ることが多く、入眠時には抱き枕も使っています」

昨年末、『快眠ラボ』の〈ストレッチ雲ごこちガーゼ〉シリーズのパジャマを購入した。

「吸水性に優れて蒸れにくく、ガーゼなのに伸縮性もあって、着心地がいいんです。夏はエアコンを使うので、冷えないように一年中、長袖長ズボンのパジャマです」

就寝するのは夜11時半ごろ。

「ストレッチポールの上に仰向けになり、ゴロンゴロンと2〜3分転がって軽く体をほぐします。光を遮断するためのアイマスクも必需品」

寝室のカーテンは2級遮光。朝日が入らず目覚めにくいのが難点のため、こんな工夫を。

「タイマーで自動でカーテンが開く『SwitchBotカーテン』をレールに取り付け、起床30分前に設定中。スマホでも操作できて便利です」

朝食は発芽玄米と胚芽米、ひよこ豆を合わせて炊いたご飯に納豆。大根、にんじん、玉ねぎ、油揚げ、きのこを入れた具だくさんの味噌汁、ひじきの煮物、ぬか漬け、くるみ入りサラダなど。
グリナ 30本入り 5,560円(味の素ダイレクト お客様係 TEL.0120・324・324)

「50代に入り、眠りが浅くなって以来愛用中。顆粒で飲みやすく、翌朝スッキリ起きられます」。

三橋美穂

三橋美穂 さん (みはし・みほ)

快眠セラピスト、睡眠環境プランナー

1万人以上の眠りの悩みを解決。講演活動に加え、寝具や快眠グッズのプロデュースを手がける。https://sleepeace.com/

『クロワッサン』1047号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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