歩き始めや立ち上がるときに膝がギシッ! 以前はスムーズに膝の曲げ伸ばしができていたのに、年齢とともに膝の違和感や痛みを感じやすくなっていませんか?
まず大前提として知っておきたいのは、「女性は膝を痛めやすい」ということ。40歳以降に増えてくるのが「変形性膝関節症」。膝関節の軟骨が磨り減ることで炎症を起こし、痛みや腫れ、関節の変形などが現れます。40歳以上の女性の「変形性膝関節症」の有病率は61.5%と高く、今はなんともない人でも油断は禁物です。
ひざ痛が起きる要因には膝のケガ、閉経による骨粗しょう症、肥満などが考えられますが、実はその温床として「足のねじれ」があることはあまり知られていません。
本来、曲げ伸ばし以外の動きはできないのが膝関節の特徴。しかし、姿勢の悪さや体の歪み、足のトラブルがあったりすると、太腿や脛がねじれてくることがあります。それは、まるで膝を中心に「雑巾をギューッと絞っている」ような状態。足のねじれによる負担が膝に集積され、変形や痛みが起きてくるのです。
また、女性は男性に比べて骨盤の幅が広いため、股関節―膝―足元のラインが真っ直ぐになりにくいのでより注意が必要です。