からだ

骨密度アップにつながる運動、かかと刺激で骨代謝を促す。

  • 文・吉田真帆 撮影・鈴木江実子 イラストレーション・松元まり子 モデル・寿々ともみ

レベル3:かかと刺激をレベルアップ! さらに骨を強化

【ミニジャンプ】

[目標]
1セット×50回
1日1セット

10cm程度の台、または段差から飛び降りて骨に刺激を与えます。
体重の何倍もの負担がかかるため、無理は禁物。
ほどよい衝撃を感じるように軽く跳んで。

(1)台の上に立つ
高さ10cm程度の台を用意し、両足を揃えて乗る。つま先が少しはみ出すくらいの位置に立つ。

(2)トンと飛び降りる
軽くジャンプしてストンと台から降りる。かかとを意識しながら足の裏全体で着地し、膝を曲げて衝撃をやわらげる。

●HIGH LEVEL その場でジャンプ
台を使わず、その場で真上にジャンプし、足の裏全体で着地しましょう。

●POINT
高く跳んだり、遠くに跳んだりする必要はありません。特に膝の悪い人は無理をしないことが大切。違和感のない範囲で軽く跳ぶ!

レベル0:ラクラクかかと刺激なら筋力が弱くてもすぐできる

【座って足ぶみ】

[目標]
1セット30回ずつ
1日3セット

これまでの運動が負担な人でも、イスに座ってラクに行える運動です。
かかとで地面をたたくようにリズミカルに足踏みを繰り返します。

(1)イスに浅く座る
足を軽く開いてイスに浅く座る。背筋を伸ばし、手は自然に腿の上に乗せるか、横に下ろす。

(2)片足を上げる
太腿の付け根の筋肉を使って片足を軽く上げる。勢いをつけない。

(3)かかとから降ろす
ストンとかかとから床に降ろす。もう片方の足も同様に上げて降ろす。左右交互に繰り返す。

●ITEM 安定したイスを用意
イスは丈夫で安定したものを選ぶこと。キャスターがついていたり、左右に回転するタイプはNG。背もたれの高さが体に合っていることも大切。

加藤木丈英

教えてくれたのは

加藤木丈英 さん (かとうぎ・たけひで)

理学療法士

聖隷佐倉市民病院リハビリテーション室係長。骨粗鬆症マネージャー。病院でのリハビリ指導に加え、骨粗しょう症予防の啓蒙にも力を尽くしている。骨粗しょう症対応での多職種協業の質向上にも取り組んでいる。

『Dr.クロワッサン 何歳からでも骨は強くなる』(2020年3月28日発行)より。

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