女性にこそ筋トレが必要、と中高年の筋肉運動を研究する久野譜也さん。
「実は、転倒骨折から寝たきりになるリスクは女性が男性の3〜4倍。転ぶ率は変わらないが、女性は閉経後に骨が弱くなり骨折のリスクが高いんです」
筋肉量の減少を抑えるためにやるべきは、まず筋トレ。動脈硬化の予防や代謝を亢進させるウォーキングなどの有酸素運動と併せて行うことが必須という。そして、いかに継続させるか。
「誰かと一緒にやる、周囲に宣言する、カレンダーに印をつけて見える化するなど、工夫して長く続けることが大事」
テレビを見ながら家事をしながら、生活に取り込んで習慣化するとよい。
「40代以降、1年で1%減少する筋肉は、実は下半身。紹介した種目の中から2〜3種類を毎日続けて、2種目なら下半身のみ、余裕が出てきたら上半身の種目を足すようにしてください」