寝ている間に着ているものが、実は睡眠の質を大きく左右する。スウェットやモコモコのルームウェアなどを着て寝るのは、快眠にとっては逆効果。寝具との間に摩擦が生じて寝返りが打ちにくくなってしまうからだ。
「寝返りをすることで、血行をよくしたり布団内の温度や湿度を調節したり、睡眠のリズムを整えたりしています。寝返りは、質の良い睡眠に不可欠なのです」
そのため、寝る際にはきちんとパジャマに着替えることが重要。理想的な素材は、吸水性や吸湿性が高く、肌触りのよいシルク。軽くて寝具との摩擦も少ない。
「シルクに含まれるシルクプロテインという成分は、肌の角質ケアをする作用があるともいわれているので、美容効果も期待できます。シルクの扱いやお手入れが面倒だという人はコットンもおすすめです。気軽に洗濯でき、耐久性にも優れています」