からだ

眠る前に4秒吸って、6秒吐く呼吸を何度か行う。【専門家に教わる快眠メソッド】

毎晩ぐっすり眠るだけで痩せやすい体が自然と作られる。睡眠の質改善のコツを睡眠コンサルタントの友野なおさんに聞きました。
  • 撮影・岩本慶三 イラストレーション・山口正児 文・嶌 陽子

眠る前に4秒吸って、6秒吐く呼吸を何度か行う。

ゆっくりとした深い呼吸は心身をリラックスさせ、副交感神経をオンにすることによって、深い眠りを促してくれる。

「おすすめは腹式呼吸で鼻から4秒吸って6秒で吐き切る4・6呼吸法。ベッドに腰掛けたり、仰向けに横になった状態でぜひ寝る前にやってみください。自分が心地よいと思う回数だけでかまいません。体の力を抜いて行うのがコツです。深呼吸は自律神経を整えるのに効果的。寝る前だけでなく、日中でも意識してするようにしましょう」

こうした簡単なことを毎晩の行動パターンにすることで「これをすると眠りやすくなる」と体に覚えさせることができる。

「深呼吸のほかにも、ボディマッサージやストレッチなど、自分だけの入眠儀式、いわゆる“スリープセレモニー”をいくつか持っておくと、環境が変わった場合でもスムーズに入眠できます」

「睡眠のとり方次第で、太りやすい体にも痩せやすい体にもなります」

そう語るのは、睡眠コンサルタントの友野なおさん。自身もよく眠ることで15kg痩せたという経験の持ち主だ。

「睡眠が不足すると食欲が増すグレリンというホルモンが増加し、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減ることがわかっています。また、寝不足だと糖質や脂質を強く求めるようになるうえに代謝も落ちるので、より太りやすい体になってしまうのです」

理想の睡眠時間は7時間程度。難しければせめて起床時間を一定にし、体内リズムを整える。目覚めた時に熟睡したと感じられる良質な睡眠をとることで、自然と食欲のバランスが整い、痩せやすい体が作られる。

「私自身、睡眠を改善したら暴飲暴食が止まり、ジャンクフードを食べたくなくなりました。ストレスなく、気づいたら痩せていたというのが実感です。忙しくてジムなどに行く暇がないという人こそ、睡眠を有効活用しない手はありません。一歩ずつ、できることから取り入れてみてください」

【睡眠時間と肥満度の関係】

睡眠時間と肥満は、実は深い関係にある。睡眠時間が7時間以上の人より、6時間以下の人のほうが、肥満度が高いという研究結果も。
友野なお

友野なお さん (ともの・なお)

睡眠コンサルタント

「眠りのプロ」として全国での講演活動や企業の商品開発に携わる。『正しい眠り方』『やすみかたの教科書』など著書多数。

『クロワッサン』1037号より

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