富永美樹さんが3週間の家トレで計20cm超のサイズダウン!
撮影・中島慶子 スタイリング・小笠原靖子(富永さん) ヘア&メイク・豊田千恵、桒田ゆたか(atrêve/共に富永さん)
バランスのとれた発酵レシピで必要な栄養素は摂りつつ痩せる。
発酵マイスターの資格も持つ富永さんは、健康を意識した料理を毎日作っている。食欲が増すこの季節、「痩せ」に特化したレシピに初トライ。
富永 普段から発酵食を取り入れているので、元気なことは元気なんです。食材も、低脂肪のものを選んだり主食を減らしたりはしているんですが。
清水 単純に食べる量を減らしてしまうと、摂らないといけない栄養も摂れなくなることがありますが、富永さんのように栄養の知識がある方は、分量を減らすだけで充分痩せられますよ。
富永 自分でもバランスは悪くないと思います(笑)。ただ、痩せる目的で発酵食品を摂ったことはないなあ。
清水 アドバイスとしては、炭水化物は減らし、代わりに脂肪の吸収を抑える食物繊維を増やす。ビタミンに関してはBとCが摂れていると体がよく動きアクティブな生活になるので、結果としてカロリー消費されるようになります。それを意識すれば大丈夫。
富永 塩麹レモンを常備しているので、活用してみます。
清水 ビタミンCは熱に弱いので、そういった摂り方はいいですね。
富永 食べ物が美味しく食欲コントロールが難しい季節ですが、かさ増しなどで工夫します。考えるのが楽しみ!
<3週間ダイエットレシピ>
毎日、自炊が基本の富永さん。ダイエット中の3週間は、清水さんの指導である“食物繊維、ビタミンBとCを豊富に、炭水化物は控えめに”を踏まえ、かつ自身の発酵食の知識を加えたオリジナルメニューを実践。主食は半量にし、白菜やもやしでかさ増しするなどして満腹感を出すといった工夫溢れるレシピの一部を紹介。
定番料理を低カロリーにアレンジ。【とろとろ豆腐マグロ丼】
「普段はアボカドを使いますが、豆腐で作ってみたら大正解。アボカドのようなコクはありつつ、カロリーはぐっと下がります。夫にも好評でした」(富永さん)
【作り方】
角切りしたマグロとたくあんに、水切りして手で潰した木綿豆腐を合わせ、コチュジャン、麹甘酒、ごま油少々と混ぜる。さらに刻んだ白ねぎと青ねぎ、ミニトマトを加え、ご飯の上にのせて盛り付ける。
自家製醤油麹が味の決め手に。【麺ハーフのササミよだれ鶏豆乳麺】
「もやしで麺をかさ増しするので、食べ応えがありますよ」
【作り方】
もやし2袋を電子レンジ(600W)で6分加熱し、塩麹少々で和える。ササミは平らに開き塩麹と酒をなじませ電子レンジで5分、冷めたら一口大に割き、刻んだザーサイ、青ねぎ、醤油麹、黒すりごま、酢、ラー油、花椒を加え混ぜる。茹でた中華麺半量、もやし、ササミを盛り付けて顆粒鶏ガラを加え、温めた豆乳をかける。
一度作れば翌日も楽しめる。【鶏手羽元でサムゲタン風】
「少しのご飯でも、満足感が得られます。翌日はやはり発酵食品であるキムチやコチュジャンを入れてアレンジすれば、また新たな一品に」
【作り方】
鍋に手羽元、にんにく2かけ、スライス生姜1かけ分、米少々、塩、水を入れて火にかける。沸騰したら弱火で45分ほど煮て、しめじ、ねぎを加え火を止める。塩麹、ごま油少々、胡椒を加えて味を調える。
富永さんの発酵コレクション
●ぬか漬け
上は3〜4年もののぬか床。伊豆や山梨の家に行く時も一緒に移動しているそう。下左は大根、にんじん、きゅうり、右はキャベツのぬか漬け。
●味噌
毎年冬に、山梨の自宅で味噌づくりをするのが恒例に。写真はしっかり熟成したもので、蓋を開けると食欲がそそられるような芳香が漂ってくる。