窓がない部屋や部屋の隅、押し入れや靴箱などはどうしても空気が外に出にくく、よどみがちだ。これがニオイやカビの原因になることも。
「冬、特に注意したいのは結露によるカビです。外気と室温との差が大きく、かつ室温が高い場合、結露が発生しやすくなります。換気によって湿気を含んだ空気を外に追い出すことが必要です」
窓がない場合はドアを開ける、扇風機や浴室、台所などの換気扇を活用し、なるべく家の中の空気を外に出すことが肝心。部屋を換気するのと同時に、押し入れや靴箱の扉も開けて定期的に空気を通すことで、ニオイやカビの対策になる。
また、ひと晩窓を閉め、暖かくしている寝室も結露が発生しやすい。夜の間にたまった空気を入れ換えるためにも、朝起きたら窓を開ける習慣をつけたい。
「CO2濃度を下げると睡眠の質も上がるという説もあります。寝る前にも一度換気するのが理想的です」