“マスクたるみ”の改善策、村木宏衣さんのカンタン一分体操に虻川美穂子さんが挑戦!
撮影・森山祐子 スタイリング・野田奈菜子(虻川さん) ヘア&メイク・伴 まどか イラストレーション・山崎真理子 文・菅野綾子
虻川さんが早速、カンタン1分体操にチャレンジ!
1.舌を動かして二重あごを撃退。
アプローチするのは、舌に付着する舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)と呼ばれる小さな筋肉の集まりと、その周辺に位置するオトガイリンパ節。
「ただでさえ日本語の発音は舌を使うことが少ないので、加齢によって衰えていきやすい部位。マスク生活で大きな声を出していないと、緩んでいく一方です。口を閉じている時、舌先が上顎(じょうがく)の歯の後ろに付かず、垂れ下がっている人は筋肉が衰えている証拠。舌を動かしてリンパを流し、たるみを引き上げましょう」
人差し指で上向きに押す。
あご先から2cmくらい内側の骨のきわの凹んだ部分に、カギ形に曲げた人差し指の平らな面を置き、上方向に軽く押す。できるだけまっすぐ前を向き、あごが下がったり、上がらないように注意して。
あごの下を指で上向きに押したまま、英語のRの発音をイメージしながら、巻き舌で「ら→り→る→れ→ろ」とできるだけ大きく口を動かしていく。声は出しても、出さなくてもOK。これを5セット繰り返す。
2.フェイスラインをシャープに。
フェイスラインがたるんでしまうのは、顎下(がくか)リンパ節の滞りが大きな原因の一つだそう。
「フェイスラインがもたついてくると脂肪がついたと思いがちですが、原因はむしろ過度なむくみによるもの。マスクであごの動きが制限されることによって老廃物が溜まりやすくなっているのです。また、歪んだ姿勢などにより、食いしばりが強くなるとエラの筋肉=咬筋(こうきん)が緊張し、顔が横に引っ張られることであごの動きが阻害される場合も。老廃物を押し流し、シャープなラインを手に入れましょう」
まずは押さえる場所をチェック。
まず押さえるのは、あご先の2㎝くらい内側にある骨のきわから、約1㎝外側のところ。そこを起点に、あごのラインに沿いながらエラに向かって1㎝ずつ指をずらし、片側3カ所ずつ刺激する。
カギ形にした人差し指の平面を各ポイントに当てたまま、「あぐあぐ」と口を開閉する。声は出さなくてもOK。これを1カ所につき3回繰り返し、左右両側で計6カ所行う。