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お弁当にもおすすめ、ひじきとツナのショートパスタ【上田淳子さんの乾物レシピ】。

乾物は、旬の旨味と栄養がぎゅっと詰まった優秀食材。素材の持ち味を発揮する基本の煮物と、食べ方が広がる新発想のレシピを料理家の上田淳子さんに教わってご紹介します。
  • 撮影・青木和義 イラストレーション・小野寺光子

ひじきとツナのショートパスタ

時間が経ってものびにくいショートパスタだから、お弁当にもおすすめ。ツナは塊をほぐしすぎないほうが食べ応えがあっておいしい。

【材料(2人分)】
芽ひじき10g
フジッリ200g
ツナ缶(フレークでないもの/小)1缶
アンチョビ1〜2本
プチトマト10個
レモン汁大さじ1
オリーブ油大さじ2
塩・こしょう各適量
イタリアンパセリ適宜

【作り方】
1.プチトマトは半分に切る。アンチョビは細かく刻んでおく。
2.ひじきはたっぷりの水で戻し、ざるで水けを切る。水をはったボウルにざるごと浸けてゆすぎ洗いをし、水けを切る。耐熱のボウルに入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
3.2のひじきをざるにあけ、水けを切りボウルに戻す。熱いうちにアンチョビ、オリーブ油、レモン汁、プチトマト、軽く油を切ってほぐしたツナを加えてなじませ、塩、こしょうで味を調えておく。
4.パスタをパッケージの表示時間どおりに塩を1%程度入れた湯でゆでる。湯を切り3に加えて和える。器に盛り、好みで刻んだイタリアンパセリを散らす。

ひじき(芽ひじき)

茎の部分が「長ひじき」。太く長く、歯ごたえがあるのが特徴。一方「芽ひじき」は、先端の柔らかい芽や枝葉の部分で調理しやすい。カルシウム、マグネシウム、食物繊維がことに多く、新陳代謝を促すヨウ素もたっぷり。低カロリーなのもうれしい。

もどし方&保存のコツ

【レンジのひと手間で、煮る必要はなし!】水で戻した後、ラップをして電子レンジ(600W)に3分かける。ふっくらと柔らかな食感になりそのままでも食べられる。
【フレンチドレッシングにあつあつを入れて保存。】上の方法で戻したひじきを熱いうちにドレッシング(米酢、植物油、塩、こしょう各適量)に入れて保存。1週間保存可。

上田淳子(うえだ・じゅんこ)さん●料理家。フレンチの手法を取り入れた実用的な家庭料理のおいしさに定評あり。雑誌やテレビなど多くの媒体で活躍中。食育にも力を注ぐ。

『クロワッサン』1029号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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