からだ

美しい肌、美しい革は、毎日のお手入れがあってこそ。

〈連載〉美しき人生のそばに(26)。注文して半年待ち。オーダーメイドで10年履ける靴を作る人だからこそ知っている、美しさを保つためのコツを教えてもらいました。
  • 撮影・青木和義 ヘア&メイク・桒原千鶴(HAIRPITS) 文・越川典子

ツヤとやわらかさ、質感が、肌にも革にも大事です。

北野天満宮の北に位置する工房前で。「靴をお渡ししてから、家族のように長くおつき合いが始まります」と長谷川さん。『GROWOLD』 TEL:075-205-0727 (営)12〜18時、水・木曜休
人気の定番デザイン。左から、バルモラル ショート ブーツ6万円。ベビー モカシン1万4000円。プレーン シューズ3万4000円。表革、裏革、ステッチの色を選び、自分だけの一足ができあがる。

長谷川良子さん(はせがわ・りょうこ)
靴工房「GROWOLD」主宰
米国留学後、国際線CAとして勤務。ドイツ在住をきっかけに靴の製作を学び始める。2016年に京都移住。https://www.growold.jp/

京都は北野天満宮からすぐの古民家に「GROWOLD(グロウオールド)」の工房がある。主宰するのは、ハンドメイドの靴を作り続けて12年の長谷川良子さんだ。「手のひらで包むような一足」を心がけていると長谷川さんが話すのは、顔や性格が違うように、一人ひとり、足も違うから。

「必ず対面で、お悩みやお好みなどをじっくり伺って、人となりを理解した上で靴を作り始めます。履くほどに足になじみ、履くほどに愛着がわいてくる――その方の人生に寄り添っていける靴を手渡しすることが、私の仕事です」

きっかけはドイツで見たベビーシューズ。人生を歩みすすめる靴に、子どもの健やかな成長を祈り、見守る人の心を重ねる習慣に心惹かれた。

次第に足になじむ感覚、色が経年変化するのも味わいがある。靴ひもの色を替えれば新たな表情が生まれてくる。
相当な力仕事ゆえ「二の腕の筋肉はなかなかです」と長谷川さんは笑う。製作中は履く人のことをずっと考えている。
2Fのサロンでは「靴教室」も予定している。「自分の手で靴を作る喜びを伝えていきたいです」

「人もモノも、時を重ねることでしか見えてこないものがあります。靴の色でも、ネイビーがカーキに変化していく過程が面白く、味わい深い。だから10年、修理しつつ20年履いてほしいのです。ただし、よい革、本物でないと、経年変化に耐えられません。だから植物性タンニンでなめした天然皮革を使っています」

革は生き物でもあるからだ。

「よく聞かれるんです。特別なお手入れがありますか、と。いえ、お肌と同じようにお手入れしてくださいとお伝えすると、あぁ! とわかってくださる(笑)」

日々の汚れを落とし、水分と油分を含む乳液を塗りこんでいくのが基本。

「シンプルだけど、コツコツ重ねるお手入れが、肌も革も美しく保つコツです」

一人息子には、入園、入学など節目のたびに手作りの靴を贈った。息子は、自分の靴を絵に描いて母に贈った。
左から、デルメッド プレミアム ローション、エッセンス、UVベイス。「毎日のケアでしっとり肌が整います」

だから、そばにデルメッド。

最近、目元が気になる長谷川さん。「目の下の筋力が落ちているのでしょうか、ハリのなさが気になっていました。2カ月くらいデルメッド アイクリームを続けていますが、ハリ感が戻ってきた気がしています。目の印象は大事にしていきたいです」

デルメッドのWEBマガジン「デルメッド・スタイル」では長谷川良子さんの特集も公開中! さらに長谷川良子さんのプレゼントが当たるキャンペーンもご用意! 是非ご覧ください。https://www.dermed-style.jp

問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp

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