からだ

疲労回復、元気の維持。入浴と就寝前の過ごし方で睡眠を制す。

一日の疲れを解消し、夏の元気を維持するためには、睡眠の質が鍵を握る。快眠につながる夜の過ごし方を、項目別に識者(女性ホルモンバランスプランナー(R))の烏山ますみさん、呼吸ヨガ(R)創始者の平賀きょう子さん、医師の山崎まいこさん)が提案。
  • イラストレーション・谷本ヨーコ 文・板倉みきこ

【入浴で】

冷たい飲食や、エアコンで冷えた体内を温めるには、シャワーでは役不足なのでしっかり湯船に入ろう。就寝2時間前に入浴を済ませれば、体温が下がってきたタイミングで眠りに入れ、睡眠の質も上がる。

デリケートゾーンや足先を丁寧に洗う

自律神経の乱れを整える効果が高い入浴時間。「体を洗うときに、普段あまり意識しないデリケートゾーンや足先を丁寧に洗うと意識が自分に戻り、リラックスしやすくなります。その時、足の指の間に手の指を入れ、足首をぐるぐる回すストレッチも行うと、足先から血流が改善します」(烏山さん)

ミネラル豊富なバスソルトを入れる

山崎さんの夏の入浴に欠かせないのが、マグネシウムの多いバスソルト。「冷房で冷えた体を芯まで温めてくれますし、神経の昂りを抑える効果もあります」。平賀さんは、デッドシーソルト約50gに、心のバランスを保ち、鎮静効果のあるアロマオイル、スイートマジョラムを5〜6滴入れて混ぜ、半日置いたものを使用している。

ヨルダンの死海の深層部から採取した、マグネシウム豊富な海塩100%。むくみや冷えの解消にアプローチ。ジョルダニアン デッドシーソルト 500g 4,200円(バラカ TEL.03-5454-7200)

最初はぬるめの湯温で、徐々に上げる

入浴の際、設定は38度程度のぬるめの湯温でスタート。「高い温度では体の表面だけ温まり、深部は温まりません。冷房で冷えた骨盤内などをじっくり温めるため、徐々に温度を上げ、最終的に40度程度にし、じんわり汗をかいてきたら上がりましょう。全身浴は体に水圧がかかり、血流が上がる効果も期待できます」(山崎さん)

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