腰痛解消に、簡単体操とツボでアプローチ。
痛いから動きたくない。で、動かないとますます症状が進む、肩こり・腰痛。その原因の元を明治国際医療大学教授の伊藤和憲さんに教わり、探りながら、正しいケアを考える。
撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・大谷亮治 モデル・くらさわかずえ イラストレーション・山口正児 文・黒澤祐美
腰椎・下半身のテスト
ハイヒールを履く機会が多い、運動をする機会がめっきり減ってしまった、一日のなかで座っている時間が長い。このうちどれか1つでも当てはまる人は、骨盤の傾きによる姿勢の乱れが生じている可能性が高い。
「筋力は30代をピークに徐々に低下します。とくに太腿の筋肉は前後差が出やすく、どちらか一方が弱ると骨盤が傾きます。骨盤を支える周辺の筋肉に負担がかかり、その結果、腰痛が起こることも。腰椎と下半身の柔軟性をチェックして、腰痛の起こりやすさを判断しましょう」
全身のバランステスト
全身の筋肉の緊張度をチェック。床に1本の線を引き、その上に足を縦にずらして立つ。両目を閉じ、そのままバランスをキープ。下の表を確認し、自分の年代の目安時間よりも早く姿勢が崩れてしまったら、次ページの体幹を鍛えるストレッチと体操で整えよう。
30代 → 50秒
40代 → 40秒
50代 → 30秒
60代 → 20秒
70代 → 15秒
ニット1万3000円、パンツ1万2000円(共にダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL.0120-307560)
太腿・お尻のストレッチ
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