からだ

正しく扱えば快適、長持ち。下着の洗い方と収納法。

  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・山中玲奈 文・薄葉亜希子

干し方

きれいに形を整えて陰干しする。

実は多いブラジャーの干し方の間違い。これに気をつけるだけでも持ちが変わる。

「濡れて重みが増しているのでカップが安定するように吊るしましょう」(川原さん)

さらに気をつけたいのが直射日光。黄ばみや色あせ、素材を傷める原因に。特に化学繊維は劣化が起きやすいので避けたい。風通しのよい日陰に干すのが鉄則だ。

[ブラジャー]

濡れて重みの増したブラジャーは「逆さ干し」で形くずれを防止。カップの下の伸びにくい2カ所を洗濯バサミで挟んで陰干しする。
たまに干す前にゆがみのチェックを。机など平らな台の上に置くとわかりやすい。左右のカップどちらかが浮いている時は指で整えて。

【NG】誤って吊るすと 形くずれの原因!

ストラップをハンガーにかけて吊るしたり、片サイドを洗濯バサミで挟んで吊るすと、濡れたカップの重みで形がくずれ、生地が伸びてしまうことも。ついやってしまいがちなので気をつけたい。

[ショーツ]

ブラジャーの逆さ干しとは逆に穿く時の形どおりに干すのが正解。ウエスト部分を2カ所とめて形を整えておくと、たたむ時にもラク。

しまい方

ゆったり並べて見た目にも美しく。

引き出しいっぱいにギュウギュウ……。そんな状態では、やさしく洗ったところでカップがつぶれて形くずれしたり、取り出す時に引っかかって生地を傷めてしまう。

「きれいに干した時の形をキープしながらたたみ、収納ケースにしまう時はゆとりを持たせて。詰め込むと形がくずれるだけでなく、通気性も悪くなります」(上沼さん)

目指すは店のディスプレイのような収納。取り出しやすく、レースなど引っかかる心配もない。

[ワイヤー入りブラジャー]

折るとカップにシワが寄ったり形くずれしやすいので、そのままの形で収納するのがおすすめ。カップを整えてからホックをとめる。
ストラップをカップの中にしまい、両脇が長い場合は折りたたんでおく。重ねた時にほかのブラジャーに引っかかるのを防ぐ。

[ノンワイヤーブラジャー]

ワイヤーなしの場合は2つ折りにたたんでもOK。左右のカップをきれいに重ね合わせてシワが寄らないように整える。
左右のストラップをまとめて折り込み、サイド部分をその上に重ねて折りたたむ。こうすればコンパクトに収納できる。

[ショーツ]

ショーツはフロントがきれいに見えるように収納したい。後ろ側が上になるように置き、まず下半分をたたみ、左右を折りたたむ。
前に戻すと“顔”となるショーツのフロント部分がきれいに見える。折りたたむだけでとても簡単、かつ、この状態で並べると美しい。
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