「まず見直したいのが、当たり前になっている習慣。髪悩みを聞くと、若いころの習慣のまま、2度洗いで頭皮の脂を根こそぎ洗い落としている人が少なくありません」(田村さん)
「それでは、皮脂の分泌量は減ってしまいますね。また、髪は濡れているときがダメージを受けやすく、摩擦でキューティクルが剥がれ落ちやすいので、ツヤがどんどん失われてしまいます。シャンプーの湯温は38~40度くらい。頭皮と髪を充分に濡らし、頭皮にシャンプーの泡をしっかり届けて、しっかりすすぐことをていねいに行いましょう」(鈴木さん)
「ごしごし洗いの原因は、ヘアスプレーやワックスなどが落ちにくいからという理由です。そういう場合は、まずコンディショナーをなじませて、シャワーでスタイリング剤を流してください。それからシャンプーをすれば、髪ダメージを防げます」と、裏ワザを教えてくれた田村さん。
また、朝シャンより夜シャンのほうが、髪や地肌がリカバリーできる。
「よいケア製品がたくさん出てきているので、賢く使ってほしいですね。たとえばオイルやクリーム。以前のベタつく印象が強く、避けている人が多いのですが、今はどれもさらっとした使い心地で優秀です」(鈴木さん)
内側からのケアも大切と、田村さんは“タンパク質、ミネラル、発酵食”の3大美髪フードをすすめてくれた。