女性ホルモン剤と体質に合わせる漢方。
女性ホルモンは女性の健康の“お守り”的存在。その大切さから、減少する年代での対処法まで、誌上「ホルモン塾」開講です。
撮影・青木和義 文・小沢緑子
女性ホルモン剤と体質に合わせる漢方。
女性ホルモン剤の処方は、生理がある40代は「低用量ピル(OC)」か「LEP(低用量エストロゲン+プロゲステロン)」を、閉経前後は「ホルモン補充療法(HRT)」を使うことが一般的。HRTはエストロゲンとプロゲステロン(正式には薬剤の黄体ホルモンは、プロゲストーゲンという)の2つの女性ホルモン剤を組み合わせるか、両方が含まれた合剤を使用する。飲み薬、塗り薬、貼り薬などの種類があり、いずれも女性外来や婦人科で処方。漢方薬は、処方薬のほか、薬局などで手に入る第2類医薬品も。同じ症状でも使うべき漢方薬が異なることもあるので、体質に合ったものを選ぼう。
ホルモン補充療法
エストロゲン(卵胞ホルモン)単剤
女性ホルモンの一つ、エストロゲンだけを配合した単剤。飲み薬、塗り薬、貼り薬があり、たとえば肌が弱い人は飲み薬、胃や肝臓が弱ければ皮膚から吸収される塗り薬や貼り薬など、医師との相談で好みで使い分ける人も。
エストロゲン(卵胞ホルモン)・プロゲステロン(黄体ホルモン)配合剤
エストロゲンとプロゲステロンの両方を配合した合剤。この1タイプだけで使用できるので、組み合わせは必要なし。
プロゲステロン(黄体ホルモン)製剤
プロゲステロンのみを配合。エストロゲンの単剤と組み合わせて使うことが一般的。
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