からだ

地爪を育てて、きれいに保つ。簡単セルフケア。

カラーリングする人も、しない人も。地爪を美しくするケア法と、美容通の愛用ネイルを嶋田美津惠さんが紹介します。
  • 撮影・中島慶子

正しい形とオイルケアで、素の爪に自信が持てるように。

嶋田美津惠(しまだ・みつえ)さん●育爪士。大阪と東京・自由が丘で、素爪を生かして育てるサロン「ラメリック」を経営。著書に『育爪のススメ』(小社刊)が。

横長で短い私の爪……。 ピンクの部分を伸ばすことってできる?

もともと爪が短かったり、小さかったり。縦長の爪には憧れるものの、生まれつきだと諦めかけていたけれど……。

「ピンク色の地爪の部分が少ない人は、切り方を見直しましょう。爪切りで深く切るのはもちろんダメですが、指の形に合わせて両脇を斜めに切り落とすことも、爪のピンクが伸びなくなってしまう一因です」(嶋田美津惠さん)

もちろん、ピンクを伸ばすには指使いも大事。まずはどんな爪でもキレイに見える形に整えよう。

【完成】理想の形は、爪の先が弧を描き、両端の角を滑らかにしたアークスクエア。これが最も爪を丈夫に保ちキレイに見える。ラウンドは衝撃に弱い。
1.紙製ファイルをしっかり持ち、爪先に平行にあて一方向に削り、長さを整える。
2.ファイルを軽く持ち、爪先に軽くあて、往復させながら緩いカーブを形づくる。
3.側面を整える。爪を横から見て、皮膚に接していない伸びた部分を一方向に削る。
4.両端を滑らかにする。「イメージはスマホの角の形です」(嶋田さん)

爪を伸ばしている途中で折れたり、爪が薄くて弱かったりするんです。

「爪が折れたりするのは、爪全体の乾燥と、爪が当たる指使いのせいかもしれません。爪にオイルを塗って、物に爪が当たらない指使いに変えていくと、爪は折れなくなり、丈夫になります」

大事なのはオイルの塗り方。

「甘皮部分にだけ塗っても、爪全体には行き渡りません。爪の裏側にオイルを1滴垂らし、爪側面と指との間、甘皮に流します。さらに爪表面にも塗り伸ばし、水と混ぜて乳化させると保湿力が数段アップします」

1.すべての爪の裏側(指との境目)にオイルを垂らし、爪先を天に向ける。こうすることで、爪回りにオイルが行き渡る。
2.両指先をマッサージするように揉み合わせ、爪表面にもオイルをなじませる。
3.この時点でオイルがついているのは指先のみ。ここで手のひらに水を数滴落とす。
4.指先についたオイルを水でのばすようにして乳化させる。
5.乳化したオイルをそのまま手の甲にも塗り広げていく。
6.指の股にもマッサージしながらオイルをなじませる。

それでも乾燥が気になる人は。

 乾燥がひどく、すぐにささくれができてしまう場合は、 「紙や布による摩擦や、食器洗い時の洗剤やお湯など、日常生活や家事には爪が乾燥する原因がたくさんあります。オイルで保湿した上で手袋をはめてから家事をすることを習慣づけると、ささくれや手荒れ、爪の傷みの予防になります」
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