美容のプロ二人がいま注目のスキンケアをお試し。どこが違う? 何が新しい? その実力は? キレイのキープのために、ぜひこの機会に美容情報の更新を。
野毛まゆりさん(以下、野毛) さらに今年の傾向でいうと、紫外線対策アイテムが豊作ですね。
國藤直子さん(以下、國藤) 紫外線や大気汚染対策の新作、いま私の手元にあるだけで30個以上。ここまで揃うのは近年でも珍しいです。各メーカーが力を入れていて、それだけ私たちの身の回りにはUWA、UVB、近赤外線、大気汚染など防ぐべきものが多いということですね。鉄壁な守りとその後の適切なケアが美肌の基本といえそうです。
野毛 更年期の影響で汗をかきやすい人にうれしいのがディシラのプロテクショナー❿。のびがとてもよくて、汗にも強い。大人の肌に必要な存在感のある潤いを補ってくれます。
國藤 美白しながら紫外線カットできて、SPF50+・PA++++の心強さ。抗肌あれ成分、美白成分のm–トラネキサム酸が配合されていて、乾燥を防ぎ、小ジワの目立たない肌に整える。SK–Ⅱのエマルジョン⓯も同じく朝の必需品ですね。
野毛 こちらもスキンケアの延長といえる心地よさ。それでいて外的刺激からしっかり守ってくれます。
國藤 SK–Ⅱならではのみずみずしい使い心地で白浮きもナシ。日中の環境ダメージを防ぎながら、肌のキメを整え、なめらかに保つ優秀なスキンケア効果。紫外線対策をしなくちゃと構えることなく、朝のお手入れの流れで防御ができて便利です。
野毛 紫外線対策とセットにしたい美白も多彩なアイテム揃いです。中でもアプローチがユニークなのがアスタリフトのローション⓮。くすみと悪酔い発生メカニズムに共通点があったという新知見にはへぇ〜と思いました。二日酔いは飲酒によって体内に発生するアルデヒドで起きるけど、同様に紫外線によって発生したアルデヒドの一種が肌の真皮にくすみを引き起こしていたという。
國藤 くすみは肌の悪酔いということ。ローションですがジェルに近い満足感のあるテクスチャーですね。抗酸化作用が期待できるアスタキサンチンの赤い色も頼もしい。
野毛 使いやすさでは、パーフェクトワンの美白ローション⓭は、ザ・化粧水という感じのみずみずしさ。けれどコラーゲンや美白成分のプラセンタエキスや紫根エキスなど、配合されている成分が贅沢。
國藤 染み込むような肌なじみのよさは、届けるための成分が配合されているから。そこはさすが製薬会社ならではのテクノロジーです。
野毛 ホワイトシフトのローション❾は、拭き取り効果がアップして黄ぐすみまでケアしてくれる。いい意味ですっきりし過ぎないところが好ましく、使用後の肌感触がいい。
國藤 エステブランドの実力を感じますね。昔は美白というと成分が凝縮された美容液頼りだったけれど、いまは化粧水やクレンジングも優秀な美白力を備えている。自分のスタイルに合うアイテムを差し込めばいいのでお手入れもしやすくなりました。トランシーノのクレンジング⓫も使いやすさが魅力。途中でふっと軽くなるので汚れが落ちたタイミングがわかりやすい。硬くなった肌を柔らかくほぐしてくれるような使い心地です。
野毛 私はこのシリーズのウォッシュが好み。洗顔からくすみケアできると安心感がありますよね。両方、肌あれ防止成分が配合されていますし。
國藤 デパート市場で不動の美白美容液ナンバーワンを確立しているクレ・ド・ポーの美容液⓬のリニューアルも注目ですね。新しく表皮幹細胞に着目。肌のターンオーバーをスムーズに、肌全体の機能をアップし、輝きと明るさを肌にもたらすと、まさに大人の肌向き。リッチなテクスチャーで、肌の格が上がる感じです。
野毛 美白有効成分の4MSKとm–トラネキサム酸の両方を配合。追求する質感はダイヤモンドの輝きということ。避けては通れません。
國藤 ピンポイントケアなら、エピステームのHQレーザークリア❽。密着力がすごい。美容クリニックで処方されるハイドロキノン配合です。
野毛 まるでパッチを貼るように狙い撃ちができて、これなら気になるポイント攻めが可能ですね。