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【パソコン編】座っているだけでちゃっかり筋肉を鍛えるコツ

座っているだけでも、体を支える筋肉を鍛えることができる。ただし、どんな座り方でもいいというわけではない。骨盤を立てて座ることが大切。自宅や職場など、座る機会の多い椅子はもちろん、カフェや電車など、座りにくい椅子でも、しっかりちゃっかり筋肉を鍛えるコツを覚えておきたい。

撮影/水野昭子 イラストレーション/山下カヨコ、杉山美奈子 取材・文/風間裕美子 

もたれないほうが、むしろラク。

【パソコン編】座っているだけでちゃっかり筋肉を鍛えるコツ

○:肩が下がっていれば背中の筋肉を使える。
肩が下がると、腕を動かすときに肩甲骨まわりの筋肉を使える。上がっていると肩甲骨が動かず、肩がこる。

○:
太ももの裏に重心があると、骨盤を立てるのがラクに。
体重を太ももの裏にかけるようにすると、重心が極端に後ろにいって、骨盤が倒れるのを防げる。

○:あえて背もたれを使わず、支える筋肉を使う。
本来、骨盤が立っていれば背もたれは必要ない。支える筋肉を使うチャンスなのだ。

○:お腹を1cmだけ薄くするつもりで。
座っている間、お腹を1cmくらいへこますつもりで腹筋に力を入れておくと、背中が丸まりにくくなる。


NG例

×:あごが前に出ると首が前に出やすい。 集中しすぎて無意識にあごが前に出ると、首も前に出るので要注意…

×:あごが前に出ると首が前に出やすい。
集中しすぎて無意識にあごが前に出ると、首も前に出るので要注意。あごを引っこめようとすれば、首が前に出づらくなる。

×:
骨盤が後傾して首がこってしまう。
背もたれにもたれると体が後ろに傾き、画面から遠くなる。それでも前方の画面を観ようとして首が前に出るため、首がこる。

×:腕の重さがかかって、肩関節がこる。
ひじが外を向くと、腕の重さを肩で支えるため肩がこる。脇を軽くしめれば背中の筋肉で腕を支えられて、肩がこりにくい。


【パソコン編】座っているだけでちゃっかり筋肉を鍛えるコツ

『Dr.クロワッサン 座り方を変えるだけで、不調は治る!』
奥谷まゆみ 監修
定価:810円 (税込)

調子が悪いのは運動不足のせいと思ってませんか? 体って動かさないと、動き方を忘れてしまうもの。
体に動き方を思い出させるには、正しく座ることができれば十分。

骨盤を立てて座ると、猫背が治り、内臓が正しい位置に戻り、多くの不調が治ります。

監修奥谷まゆみさん(おくたに まゆみ)

整体トレーナー。日本とアメリカで、10年ほど会社勤めを経験。心理療法を勉強したのち、「気道協会」にて整体を学ぶ。1994年から整体師として活動を始め、1998年に「からだクリエイト きらくかん」を開設。その間、出産を機に体調が変化。5年ほど前、45歳のときには、すぐ疲れる、持病のぜんそくが悪化する、体重がどんどん増えるなど、さまざまな不調が噴出。なぜこうなったかと考えるうち、整体師が一方的に施術する一般的な整体術から、“体の使い方を変える”という独自のメソッドを編み出すに至った。現在は、「きらくかん」での体作りサポートのほか、執筆や講演などで活躍中。 普段の生活においては、じっとしているのがとにかく苦手。家事をしながら、ついでにできるエクササイズを考えて体を動かしてみたり、趣味のフラダンスを練習したり。座っているのがイヤなので電車には乗らず、1日10kmぐらい自転車を漕ぐ。背筋をピンと伸ばしてペダルを踏む姿は、どんな遠くからでも奥谷さんと認識できるとのウワサ。

からだクリエイト きらくかん
東京都新宿区新宿2-14-6 第一早川屋ビル203
TEL:03-6457-4340
八王子・茅ヶ崎・京都・大阪でもレッスンあり。 http://www.kiraku-kan.com/

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