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【おいしくて正しい水分補給】ちょっとの工夫で心まで安らぐやさしい香りのホットティー

実は冷えている夏の体を食材の力で温め、癒やして。──無理なく続けられる水分補給方法を医学博士・谷口英喜さんに。いつものドリンクを華やかにするアイデアを粮理家・松見早枝子さんに教わりました。

撮影・松村隆史 スタイリング・西﨑弥沙 文・原 千乃

酷暑の夏を、健やかに乗り切るために欠かせない水分補給。

「喉が渇いたときに、一気に水分を摂ると、利尿作用を高めて、すぐに水分が排出されてしまうので逆効果。常に喉が渇かないように、チビチビ摂ることがポイントです。そのためには、ゆっくりと時間をかけて味わえるものを選ぶのが正解」と話すのは、医学博士の谷口英喜さん。

毎日のことだからこそ、無理なく、楽しく。それが夏の水分補給の秘訣。そこで今回は、中医学や薬膳に詳しい粮理家・松見早枝子さんに、体を潤しながら夏の不調もいたわるドリンクを教えてもらった。おいしい一杯を楽しみながら、暑さに負けない体を育てて。

【おいしくて正しい水分補給】ちょっとの工夫で心まで安らぐやさしい香りのホットティー

はと麦&とうもろこしのひげ茶

《むくみ対策》
写真右:「食べずに捨ててしまうことの多いとうもろこしのひげですが、実は、体内の余分な水分を取り除く効果のある養生食材。同じく利尿作用のあるはと麦と一緒に煮出せば、むくみ防止に効果を発揮します。水分不足のせいで夏にかかりやすい膀胱炎の予防にも有効」

【材料(作りやすい分量)】
はと麦茶パック…8〜10g
水…800ml〜1L
とうもろこしのひげ…1本分

【作り方】
とうもろこしのひげは汚れた部分を切り落とし、ほぐしてフライパンで香ばしい香りがするまで乾煎りする(とうもろこしのひげは、すぐに使わない場合は網の上などで乾燥させておくとよい)。鍋に分量の水を沸騰させ、はと麦茶ととうもろこしのひげを入れて弱火で3〜5分煮出す。濾していただく。

カモミール&ローリエティー

《安眠》
写真中:「就寝前の水分補給に最適なのが、カモミールとローリエのブレンド。どちらも鎮静作用と胃腸の働きのサポート効果に優れたハーブで、安眠効果が期待できます。また、ホットでいただくことで体が温まり、深部体温も上がるので、より寝つきもよくなります」

【材料(1人分)】
カモミールティーのティーバッグ…1個(1.5g)
ローリエ…1枚
熱湯…200ml

【作り方】
熱湯にカモミールティーのティーバッグとローリエを入れ、5分ほど置いたら取り出す。

シナモンジンジャーティー

《夏冷え解消》
写真左:「血管を広げ、血流を促して、冷えを解消するシナモンと生姜を、お好みの紅茶にプラス。エアコンの効いた部屋で家事や仕事をするときに用意しておけば、冷えの解消に役立ちます。シナモンは抗酸化作用も強いので、夏肌のシワやくすみなどの予防にも効果的」

【材料(1〜2人分)】
紅茶茶葉…3g
熱湯…200ml
生姜スライス…2枚
シナモンスティック…1本

【作り方】
熱湯に紅茶の茶葉と生姜、シナモンスティックを入れる。3〜5分蒸らし、濾していただく。

  • 松見早枝子

    松見早枝子 さん (まつみ・さえこ)

    粮理家、国際中医薬膳師

    料理教室「Tronc」、「Troncオンラインサロン」主宰。中医学や薬膳をベースとした、季節や体調に寄り添う食養生レシピに定評。著書に『雑穀・豆・野菜できれいになるレシピ』(文化出版局)などがある。

『クロワッサン』1170号より

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