植物が逞しく育つ庭から、エネルギーをチャージ【趣味を満喫、私の贅沢な空間②】
ここで過ごす時間が生きがい──好きなものに囲まれて、心ゆくまで楽しむ。趣味に没頭するために整えた、こだわりの居場所を訪ねた。
撮影・市原慶子 文・保手濱奈美
草木が青々と生い茂るここは、東京都内の閑静な住宅街にある良原リエさん宅の庭。20畳ほどのスペースに200種類近い植物を植え、日々成長する様子を楽しみに見て回っている。
「子どもの頃から庭で植物を育てるのが好きで、その気持ちは大人になっても変わらず。都内で庭付きの家を探すのは容易ではありませんが、そこは譲れないと家族も理解してくれています」
植物の生命力に任せて育てたいという思いから、地植えできる環境が不可欠。8年前にこの家に越してきた時には、手始めに庭全体を掘り起こして土質をチェック。なかでも湿っぽいエリアと乾燥しているエリアを洗い出し、それぞれに合う苗やハーブを植えた。
「好きなことは突き詰めないと気が済まないオタク気質なんです(笑)。育てているのは食べられる植物など、暮らしに役立つものが多い。料理に使ったり、ハーブはうがい用のチンキや蚊よけスプレーに活用したりしています」
植物に虫がついてもなるべく駆除せず、観察を優先するのがモットー。
「その虫を目当てにほかの生き物が来るなど生態系が多様になり、結果的に植物が丈夫に育つ。そんなふうに着々と成長する姿を見ていると、自分が仕事で手いっぱいの時も『がんばろう』と励まされる。私のエネルギーの源です」
『クロワッサン』1167号より
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