免疫力を測るのに、よく使われるのがNK活性というもの。
「体の免疫システムでは、さまざまな免疫細胞が働いています。大きく分けると自然免疫と獲得免疫の2つ。この中で真っ先に働く自然免疫の一つが、NK(ナチュラルキラー)細胞です。NK細胞の元気の度合いを、NK活性といいます」
NK細胞は、全身を巡回し、がんやウイルスを素早く見つけては真っ先に攻撃します。このNK活性が低いと、免疫力が低下して、感染症や病気にかかるリスクが高くなっていきます。
「通常、NK活性のピークは20歳ごろで、それ以降は低下してしまいます。ですが、個人差はあって、食事や生活習慣で高くも低くもなることがわかっています。たとえば、腸内環境を整えることも、NK細胞を元気にするポイントの一つです」