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きのこ芋吸い【有賀薫さんの心と身体を整えるスープレシピ】

朝がくるたびにスープを作り続けて3000日以上。長い年月、元気な朝ばかりじゃない。どんなときも、旬の野菜を使った滋味豊かなスープが心と体を後押ししてくれた。

撮影◦小林キユウ スタイリング◦本郷由紀子 文◦一澤ひらり

旬の素材で体がよろこぶ、四季のスープ。

芳醇なきのことほっくりの里芋をゆずが引き締める。

きのこは2、3種類をミックスさせるとうまみの相乗効果となって深い味わいになります。きのこを入れた鍋に酒と塩を加えて蓋をすると、少量の酒が呼び水になってきのこからどんどん水が出てくるので、それで味をつけていきます。

里芋はぬめりが出てしまうので下ゆでが必要になりますが、冷凍の里芋を使えば簡単に作れます。里芋だけで十分満足できますよ。

きのこ芋吸い

きのこ芋吸い【有賀薫さんの心と身体を整えるスープレシピ】

【材料】2人分
里芋 …… 6~7個
好みのきのこ3種ほど …… 300g
ゆず …… 1個
塩 …… 小さじ1
酒 …… 大さじ1

【作り方】
1.
きのこは石づきを取り、手でさくか食べやすく切る。里芋は皮をむき、半分に切る。鍋に入れひたひたの水を加え、10分ほど下ゆでしてざるに上げ、さっと洗ってぬめりを取る。
2.きのこを鍋に入れて酒と塩を加えて鍋の蓋をし、3~4分中火にかける。蓋をあけてしんなりしていたら、水500mlを加え、ゆでた里芋も入れて煮る。
3.味をみて塩で調える。ゆずの皮を刻んでたっぷり散らす。

  • 有賀 薫

    有賀 薫 さん (ありが・かおる)

    スープ作家

    2011年冬から朝のスープ作りを日々更新中。著書に『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』(文響社)、『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)など。

『Dr.クロワッサン 最新版 免疫力が上がる食べ方』(2020年5月28日発行)より。

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