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今、注目される疲れをとる効果的な仮眠法とは【疲れない暮らしのコツ】 

毎日のなにげない習慣が、意外と疲れの原因になっていたりするもの。「疲れない暮らし」へスイッチするコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。

撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

目をつぶるだけでも疲れはとれる。

今、注目される疲れをとる効果的な仮眠法とは【疲れない暮らしのコツ】 

〝パワーナップ〟という仮眠法があります。海外や日本でもいちはやく取り入れた企業もあり、疲れをとる効率的な方法として今、注目されているもの。

このパワーナップには簡単な条件があります。まず、仮眠時間は30分以内にとどめる。

そして仮眠するタイミングは、ランチを食べたあと、15時までに。この2つさえ守れば、わざわざ横にならなくても〝目をつぶるだけ〟でOK。

メリットは、わずかな時間でも仮眠をすることで、交感神経優位になった自律神経を一度リセットすることができます。

なにも激しい運動をしなくても、朝、混雑する時間帯に通勤し、午前中仕事をするだけでも自律神経は疲れています。ランチのあとに仮眠をして自律神経をリセットさせるのは、午後の仕事の効率を上げるためにも合理的な考え方なのです。

また、短い仮眠は記憶力もアップさせます。勉強するときにも、ぜひ取り入れてみてください。

  • 梶本修身

    監修

    梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

    東京疲労・睡眠クリニック院長

    1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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