単に記憶するのではなく、何かの作業をするために一時的に情報をとどめておく、いわば「脳のメモ帳」であるワーキングメモリは、“物忘れ”と深く関わっている働き。
では、自分の現在のワーキングメモリがどれくらいのレベルなのか、下の3つのテストでチェックしてみよう。用意するものは紙と筆記具だけ。テストの番号の下にある星の数が難易度を示しているので、簡単なものからやってみるのもいいかもしれない。
「大事なのは、面白がってやること。面倒だと思うとストレス物質のコルチゾールが分泌され、脳細胞を殺してしまうこともあります。反対に、楽しいと思うと脳の側坐核(そくざかく)から快楽ホルモン、ドーパミンが分泌されます。これが海馬に働きかけると記憶の効率を高めたりする。そのため、より脳が活発になるのです」
今こそ脳を鍛えるいいチャンス! そんな気持ちでトライしてみよう。