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噛むほどに香り広がる、桜エビの混ぜごはん【上田淳子さんの乾物レシピ】。

乾物は、旬の旨味と栄養がぎゅっと詰まった優秀食材。べ方が広がる新発想のレシピを料理家の上田淳子さんに教わってご紹介します。

撮影・青木和義 イラストレーション・小野寺光子

桜エビの混ぜごはん

噛むほどに香り広がる、桜エビの混ぜごはん【上田淳子さんの乾物レシピ】。

桜エビの旨味がしっかり味わえる混ぜごはん。噛むほどに香りが口の中に広がる。食べる直前に、すだちをひと搾りして。

【材料(4人分)】
米2合
桜エビ5g
しめじ大1パック(170g)
塩小さじ2/3
昆布5cm角
三つ葉1束
すだち2個

【作り方】
1.米を洗って炊飯器に分量の水、昆布とともに入れ30分おく。しめじは石づきを取ってほぐす。三つ葉は食べやすく切る。
2.炊飯器の米に塩を入れて混ぜ、しめじを入れ炊飯する。
3.昆布を取り除き、炊き上がりに桜エビと三つ葉を加えて混ぜ、器によそい、すだちを搾る。

桜エビ

噛むほどに香り広がる、桜エビの混ぜごはん【上田淳子さんの乾物レシピ】。

カルシウムが豊富でビタミンA・B、タウリンなど多くの栄養素を含む。料理に使うことで栄養価を高めるだけでなく、味にコクと旨味を加えてくれる。「エビを丸ごと食べられるので動物性たんぱく質も摂れます。酸化して香りや色が飛んでしまう前に使いきりましょう」

もどし方&保存のコツ

噛むほどに香り広がる、桜エビの混ぜごはん【上田淳子さんの乾物レシピ】。

空気を抜いて冷凍保存、刻んで小瓶に常備しても。

保存袋に入れ替え、空気を抜いて冷凍庫へ(保存期間約2カ月)。刻んで小瓶に入れておくのも、すぐ使えて便利。

噛むほどに香り広がる、桜エビの混ぜごはん【上田淳子さんの乾物レシピ】。

上田淳子(うえだ・じゅんこ)さん●料理家。フレンチの手法を取り入れた実用的な家庭料理のおいしさに定評あり。雑誌やテレビなど多くの媒体で活躍中。食育にも力を注ぐ。

『クロワッサン』1029号より

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